「メタバース 稼ぐ」
「メタバース 稼げる方法」
などのキーワードで検索すると、たくさんのページがヒットします。
けれど信頼性に乏しい情報が多く
- じっさいに稼げる金額
- 確実性や初期費用などのリスク
などを解説している記事はごくわずか。
数万円以上の初期費用が発生する稼ぎ方もあるので、ブログ等の情報を信じて損した人も多いはずです。
この記事ではメタバースで稼ぐ方法11種類を、以下のように分類して紹介します。
- ① 毎月数万〜数十万円を確実に稼ぎたい人におすすめの方法
- ② 毎月数千〜数万円くらい収入を増やしたい人におすすめの方法
- ③ 損してもいいから数十万円以上稼ぎたい人におすすめの方法
これによりリスクとリターンがざっくりわかり、自分に合いそうな稼ぎ方を探せます。
かんたんに図にまとめたので、見てください↓
メタバース市場は将来的には数百兆円規模の産業になると予測されています[1]McKinsey & Company:https://www.mckinsey.com/business-functions/growth-marketing-and-sales/our-insights/value-creation-in-the-metaverse。
つまりメタバースは将来の超巨大産業なのです。
ここに早めに参入すれば、大きなチャンスをつかめやすくなります。
この記事で、自分に合う稼ぎ方をみつけてください。
① 毎月数万〜数十万円を確実に稼ぎたい人におすすめの方法
最初に紹介するのは確実性がとても高く、低リスクで毎月数万〜数十万円を稼げる方法です。
どんな稼ぎ方があるのかを先に紹介します。
- メタバースに取り組む企業で正社員として働く
- メタバース関連スキルを活かしフリーランスで稼ぐ
- メタバースの中でアバターワーカーとして働く
初期費用は低く、人によっては初期費用は0円です
そのかわり「専門スキル」もしくは「時間」をつかって堅実に稼ぐイメージですね。
けっして楽な稼ぎ方ではありませんが、総合的に見ると一番おすすめできる稼ぎ方です。
それぞれ紹介します。
メタバースに取り組む企業で正社員として働く
身も蓋もありませんが、もっともおすすめできる稼ぎ方は
「メタバースに取り組む企業で正社員として働く」
です。
確実性やリターン(稼げる金額)を考えると、ダントツでおすすめと言っても良いくらいです。
職種で言うと、2023年1月の段階では
- エンジニア職(Unityエンジニア、インフラエンジニア等)
- デザイナー職(3DCGデザイナー、UI/UXデザイナー等)
この2つの職業の求人数が多いです。
どちらの職種もIT・WEB系の企業からの求人が多く、給料は高めです。
ただ、どちらの職種もプログラミングやデザインなどの専門スキルが必須。
専門スキルを持っていない人がこれらの職種に就職・転職するのは難しいです。
だから専門スキルが無い人は、独学もしくはスクールなどで学ぶ必要があります。
ちなみに、メタバース関連の求人件数が多い転職サービスは以下のようになっています。
※件数は2023年1月4日に調査
- 1位:Green(798件)
- 2位:リクルートエージェント(617件)
- 3位:ビズリーチ(552件)
ここでは紹介しませんが、専門スキルがあまり求められないメタバース関連の職業もあります。
興味がある人は、下のリンク先の記事をチェックしてください。
メタバース関連の職業についてまとめてあります↓
メタバース関連スキルを活かしフリーランスで稼ぐ
つぎに紹介するのは
「メタバース関連スキルを活かしフリーランスで稼ぐ」
という方法です。
フリーランスの場合、稼ぎやすいのはデザイン系のスキルがある人です。
具体的にはメタバース内の
- アバター
- アイテム
- 風景や建築物
などの制作案件はフリーランスで受注しやすいです。
仕事はクラウドソーシングで探せます。
おすすめのクラウドソーシングは
などです。

MetaWorks公式サイト画像
フリーランスなら海外企業からも仕事をもらえます。
今は日本円が安いので、ドルで報酬を受け取るとかなりの金額になります。
さらに海外では、メタバース関連スキルを持つクリエイターの報酬が上がっています[2]Campaign US:Metaverse and Web3 creatives make nearly double the salaries of their peers。
もちろん簡単には稼げませんが、専門スキルがあれば不可能ではありません。
「日本の将来が不安だから外貨を稼ぎたい・・・」
という人にとって、今はチャンスです。
海外クラウドソーシングのおすすめはFiverr(ファイバー)です。
メタバースデザインの仕事が増えていると公式発表[3]Fiverr:Small Business Needs Indexしていますので、関連するクライアント数も増えているはずです
日本のクラウドソーシングとは使い勝手が違いますが、ぜひチャレンジしてください。

海外クラウドソーシング大手のFiverr公式サイト画像
メタバースの中でアバターワーカーとして働く
まだまだ事例や求人数は少ないですが
「メタバースの中でアバターワーカーとして働く」
という稼ぎ方もあります。
アバターワーカーとは、メタバースやネット空間でアバター姿で働くひとの総称です。
アバターで働くので
- 接客等の仕事でも自宅からリモート・テレワークができる
- 地方に住みながら大都市の企業に勤務できる
などのメリットがあります。
けれど
- アルバイト・パート
- 派遣
など非正規での雇用がほとんど、というデメリットがあります。
だから給料はそこまで高くありません。
それに、すこし触れましたが求人数はまだまだ少ないです。
それでも、人材企業大手のパソナグループが積極的にアバターワーカーの育成等に取り組んでいます[4]Business Insider:パソナG、ANA子会社と提携。メタバース空間での就業支援へ。
コンビニ大手のローソンも、2023年1月1日から2023年2月末まで働けるアバターワーカーを実験的に10名から30名程度募集しています。
※時給1,100円~2,000円です
これから求人数が増えることを期待しましょう。

パソナアバターワークス公式サイト画像
② 毎月数千〜数万円くらい収入を増やしたい人におすすめの方法
2番目に紹介するのは、確実性は中くらいの稼ぎ方です。
低リスク(0円もしくは低い初期費用)で毎月数千〜数万円くらいを稼げるイメージで良いと思います。
具体的には、以下の4つの稼ぎ方が該当します。
- 【おすすめ】メタバースでデジタルアイテムを制作・販売
- ブログやKindle本を執筆
- YouTubeやTwitchで動画を配信
- メタバース向けゲームを開発して公開
最初に紹介した方法と比べると、求められるスキルがけっこう下がります。
始めるまでのハードルは低めですし、初期費用はほとんどかかりません。
なので、メタバース関連の副業を探している人におすすめです。
それぞれ紹介します。
【おすすめ】メタバースでデジタルアイテムを制作・販売
なぜか日本でほとんど話題にならないのが
「メタバースでデジタルアイテムを販売」
この稼ぎ方です。
メタバースに会員登録し、デザインした
- アバター
- 服や武器等のデジタルアイテム
などを他のユーザーに販売してお金を稼ぐ方法ですね。
よく使われるメタバースは以下の3つです。
Robloxでは、1年の間に日本円で450万円以上を稼いだクリエイターが1,000人近くいるそうです[5]CNBC:Avatars need their nails done, too. Enter the metaverse side hustle.。
ZEPETOには、ひとりで数千万円稼いだ女性がいます。
カナダに住むモニカ・クインさんは、ZEPETOでデジタルファッションアイテムを販売し、日本円にして数千万円ものお金を稼いだそうです[6]Markets Insider:A 28-year-old on Asia’s top metaverse platform makes six figures as a virtual fashion influencer

モニカ・クイン(Monica Quin)さん 画像は公式Twitterから引用
この稼ぎ方はデザインスキル(とくに3DCGスキル)が必要です。
それに、たくさんの競合クリエイターがいるので簡単には稼げません。
それでも企業に雇用される訳ではないので、独学でデザインを学べばすぐに取り組めます。
Blender(ブレンダー)のような、完全無料・高機能のデザインツールを使えば初期費用もかかりません。
低リスクの稼ぎ方としては、かなりおすすめです。
興味がある方はまずはメタバースに登録し、どんなアイテムが売れてるかをチェックしましょう。

Roblox公式サイト画像
ブログやKindle本を執筆
2021年後半から、メタバースは「ブーム」です。
興味・関心を持つ人が増えており、関連するブログやKindle本を執筆してお金を稼ぐことも可能です。
この稼ぎ方のメリットは初期費用がとても低いことです。
レンタルブログを使えば、初期費用をゼロにすることも可能です。
Kindle本の出版も初期費用0円で出版できます。
ただ、ブームなので競合となる執筆者はとても多いです。
専門的なノウハウ・経験がない場合、毎月数千円〜数万円くらいまでしか稼げないと思います。
「ブログはともかくKindle本はイメージがわかない・・・」
という人はAmazonにいき「メタバース」というキーワードでKindle本を検索しましょう。
すると、たくさんの本が表示されます。
その中の多くは個人が出版したものです。
個人的に素晴らしいと思うのは、白辺陽さんという方です。
専業作家ではないと思うのですが、クオリティの高いKindle本をたくさん出版しています。
メタバースに関しても
「メタバース 完全初心者への徹底解説: 2021年 仮想世界を巡る百花繚乱時代」
という本を出版しています。
Kindle Unlimitedに加入していれば無料で読めますので、参考にしてください。
YouTubeやTwitchで動画を配信
YouTubeやTwitchでメタバース関連の動画を配信して稼ぐ、という方法もあります。
メタバースの場合は
- メタバースゲームの攻略法
- 稼げるメタバースの紹介
- メタバースに関連する仮想通貨
などを紹介する動画を公開して稼いでいる配信者が多いですね。
イメージをつかむには、実際に配信されている動画を見るのが一番です。
- メタバース
- メタバース 土地
- メタバース 仮想通貨
などのキーワードでYouTubeを検索し、上位表示されている動画を見てみましょう。
こちらも簡単に稼げる方法ではありませんが、人気配信者になれば毎月数万円以上をコンスタントに稼げるはずです。
メタバース向けゲームを開発して公開
こちらも日本ではあまり話題になりませんが
「メタバース向けゲームを開発して公開」
という稼ぎ方があります。
この方法だと、ダントツでRoblox(ロブロックス)がおすすめです。
Robloxではゲームを作るためのツールを公開しています。
このツールを使えば、個人でもRoblox向けのゲームを開発できます。
2021年に、Robloxがクリエイターに支払った報酬総額は5億3800万ドル(約775億円)[7]Social Media Today:The Development of Roblox Provides a Framework for the Metaverse Vision。
ものすごい金額ですね。
けれど、Robloxには1,200万人以上のゲーム開発者がいます[8]The Washington Post:Roblox wants to advertise to gamers ages 13 and up in the metaverse。
平均すると1人のクリエイターがゲーム開発で得られる収入は6,400円程度です。
こちらも競争は激しいですが、初期費用はゼロです。
うまくいけば世界中のRobloxユーザーに遊んでもらえます。
ややハードルは高めですが、ゲーム開発に興味があったり、開発経験がある方はぜひチャレンジしてください。
③ 損してもいいから数十万円以上稼ぎたい人におすすめの方法
最後に紹介するのは、確実性が低く、ハイリスク・ハイリターンの稼ぎ方です。
ここで紹介する稼ぎ方は以下に該当する人に向きます。
- 「損をしてもいいから数十万以上稼ぎたい」という人
- ある程度資産に余裕があり、数十万円以上の初期投資が気軽にできる人
稼ぎ方としては以下の4つの方法があります。
- メタバース関連の企業株式に投資
- メタバース関連の仮想通貨を購入
- 仮想不動産(メタバースの土地)を購入
- メタバースビジネスで起業
それぞれ解説します。
メタバース関連の企業株式に投資
まず紹介するのは
「メタバース関連の企業株式に投資」
です。
ハイリターン・ハイリターンに分類されますが、その中ではかなりリスクが低い稼ぎ方です。
メタバース関連企業に投資する方法はたくさんありますが
- 企業の個別株式
- ETF
- 投資信託
などを購入するのが一般的ですね。
おそらく投資に興味がある方はすでに証券会社の口座を持っていると思います。
お持ちの口座から投資可能な商品を選択し、投資をしてください。
もし証券口座を持っていないなら、テーマ投資で有名なFOLIO(フォリオ)を使うと簡単です。
FOLIOには「VR(仮想現実)」というテーマがあります。
これを購入すれば、メタバース関連企業に幅広く投資することになります。

FOLIOの「VR(仮想現実)」テーマ株の購入ページ
メタバース関連の仮想通貨を購入
メタバース関連の仮想通貨(暗号資産)を購入する、という稼ぎ方もあります。
メタバースによっては独自の仮想通貨を発行しています。
代表的なものを紹介すると
- The SandboxのSAND(サンド)
- DecentralandのMANA(マナ)
などですね。

Decentraland公式サイト画像
これらの仮想通貨を購入し、その後サービスの人気が高まると仮想通貨の値上がりが期待できます。
もし
「このメタバースは素晴らしい!絶対に伸びる!」
と確信できるサービスがあったら、購入してみるのも良いと思います。
ただ、仮想通貨はアップダウンが激しい金融資産です。
メタバースの人気とは関係なく価格が下がることも普通です。
なので資金的に無理のない範囲で購入してください。
メタバース関連の仮想通貨を購入したいならコインチェックがおすすめです。
ここで紹介したSANDやMANAが購入できる、日本では一番メタバースに強い仮想通貨取引所がコインチェックです。

コインチェック公式サイト画像
メタバースの土地(仮想不動産)を購入
つぎに紹介するのは
「メタバースの土地(仮想不動産)を購入」
です。
不動産投資のメタバース版とも言えますね。
こちらも仮想通貨並みに価格のアップダウンが激しい資産です。
メタバースによっては、サービス内の土地を販売しています。
そして、土地の所有者は購入した土地を自由に使う権利がもらえます。
土地を活用してお金を稼ぐ、なんてことも可能です。
たとえば
- 土地の上に広告を貼る
- 土地を他のユーザーに貸す
などで稼げます。
もちろん、購入後に値上がりしたら売却して儲けることもできます。
ですが現実的な問題として、土地が買えるメタバースの利用者数はかなり少ないです。
土地が買えるメタバースの中でトップクラスの人気を誇るTha Sandboxでさえ、利用者数は300万人程度です[9]マイナビニュース:1つの制作で70~80万円得られることも! メタバース時代のクリエイターの働き方とは。
すでに紹介したRobloxと比較したら、桁が2つ違います。
なので、2022年の段階では「将来性を買う」ことしかできません。
価格の上下が激しい上、メタバースが運営停止をしたら土地の価格が0円になる可能性だってあります。
しっかり調べず、なんとなくで購入するのはおすすめしません。
メタバースの土地を買いたい人向けに、記事を3つ用意してあります。
リンク先の記事をチェックし、購入の参考にしてください↓
- 土地購入可能なメタバース9選|土地が買える優良メタバースを一覧で紹介
- 【2022年最新】メタバースの土地の価格・値段はいくら?最低購入価格や平均価格を紹介
- メタバースの土地の買い方・購入方法|初心者向けに入手方法を解説
メタバースビジネスで起業
最後に紹介するのは
「メタバースビジネスで起業」
です。
これこそが、もっともハイリターン・ハイリターンの稼ぎ方です。
※やり方によってはローリスク・ハイリターンにもなります
起業の仕方はさまざまですが、海外では
- メタバースの開発・運営
- メタバース向けゲームの開発・運営
- メタバース広告システムの開発
などのビジネスで起業する人が目立ちます。
でも結局のところ、成功するかしないかは、起業する人しだいです。
起業するタイミングだって重要です。
なので、ここではこれ以上解説しません。
メタバースで稼ぐ方法の解説はこれでお終いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
よくある質問
Q1:なぜお金が稼げる「Play-to-Earn」のゲームを紹介していないのですか?
A:Play-to-Earnのゲームの仕組みは、宝くじや競馬のような公営ギャンブルに近いです。だから儲かる人よりも損をする人の方が多いと考えています。全体としてはハイリスク・ローリターンの稼ぎ方なのでおすすめできず、紹介していません。ギャンブル的に楽しむ分には良いと思います。
Q2:メタバースでお金を稼げるのは何歳からですか?
A:会社などから雇用されて働く場合は、その会社の基準によりますが18歳から働いて稼ぐことができます。メタバースの土地やデジタルアイテムの売買など、仮想通貨が必要になる方法だと20歳をこえてから取り組むことをおすすめします。これは日本国内の仮想通貨取引所のほとんどが20歳にならないと口座開設できないからです。
Q3:メタバースで稼いだお金は確定申告の必要がありますか?
A:基本的には確定申告の必要があります。ただ、詳しい情報については仮想通貨やNFT(非代替性トークン)と呼ばれるサービスに詳しい税理士などの専門家に相談したり、専門家が監修したサイトで確認してください。
Q4:ヘッドセットやパソコンがなく、スマホしか持っていません。それでも稼げますか?
A:今のところ稼ぐためにはヘッドセットなどの専門機器は不要です。パソコンに関してはあった方が稼げる方法が増えるのであった方が良いです。けれどスマホに対応しているメタバースも増えていますので、スマホだけでも稼ぐことはできます。それでもパソコンを使った方が稼ぎやすいのは間違いありません。
引用・脚注
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