「メタバース不動産への投資はとても、とてもリスキーです。失う準備ができている資本だけを投資するべきです。」
これはメタバース不動産専門の投資会社のCEOの言葉です[1]CNBC:Investors are paying millions for virtual land in the metaverse。
でも、この会社は有名メタバースの土地をばんばん買っています[2]Beyond Games:The Sandbox Reports A New $4.3 Million Land Sale To Republic Realm。
投資したお金は数十億円以上のはずです。
要はリスクを理解した上で買いましょう、と言っているのですね。
この記事では初心者向けに、メタバースの土地の買い方やリスクを解説します。
土地購入の基本的な流れは以下の7ステップです。
- 土地を買うメタバースを決め、価格を確認
- 購入に必要な準備をする
- 仮想通貨取引所でイーサリアムを購入
- イーサリアムをMetaMaskに送金
- MetaMaskをOpenSeaに接続
- OpenSeaでメタバースの土地を購入
- 目的に応じて土地を活用・売却する
いっけん難しそうですが、意外と簡単で、時間もそんなにかかりません。
株式や不動産投資と同じく、メタバースの土地への投資にもリスクがあります。
初心者は正しい知識を身につけてから、メタバースの土地を買いましょう。
【初心者向け】メタバース不動産売買の基礎知識
メタバース不動産投資は新しい投資手法です。
なので
- 投資のリスク
- どこで土地を買うのがおすすめか
などの基礎知識をまず紹介します。
土地の価格が暴落したり0円になることもある
まずはメタバース不動産投資のリスクを説明します。
最大のリスクは暴落です。
100万円で買った土地が、半年後に20万円になることもあります。
もしメタバースがサービス終了したら土地も消滅し、価値はゼロになります。
※もちろん逆に暴騰することもあります
他にもメタバース独特のリスクとして
- 土地を買うために購入した仮想通貨が暴落
- 土地を買っても肝心のメタバースが公開されない
- (活用できると聞いたのに)土地が何にも活用できない
- 土地への投資に関連した詐欺に騙される
などがあります。
メタバース不動産投資のリスクについては別の記事でまとめています。
より知識を深めたい人はリンク先の記事をチェックしてください。
土地はOpenSeaで買うのが基本
次は土地を買う場所について。
メタバースの土地はOpenSea(オープンシー)で買うのが基本です。
OpenSeaはメルカリみたいな、買い手と売り手をつなげるサービスです。
メタバースの土地はNFTです。
そして世界最大のNFTマーケットプレイス(二次流通市場)がOpenSeaです。
・OpenSea
https://opensea.io/ja

OpenSea公式サイト画像
OpenSeaのユーザー数は圧倒的なので
- 出品される土地が多く、買いやすい
- 買った土地を売りやすい
- 市場の相場価格で買える
- ほとんどのメタバースに対応
などのメリットがあります。
ただし、OpenSeaでは日本円が使えません。
利用するのは、基本的には仮想通貨のイーサリアムです。
イーサリアムならコインチェックや、GMOコインのような日本の仮想通貨取引所で簡単に買えます。

コインチェック公式サイト画像
OpenSeaを使えば、ほとんどの土地が買えます。
例外は、メタバースが新しく土地をミント(新規売り出し)するときです。
OpenSeaは二次流通市場なので新規売り出し(一次流通)の土地は買えません。
新規でミントされる土地を買い方は、土地を売り出すメタバースによって異なります。
なので、メタバースが出す指示に従ってください。

購入リンクなどを踏むときは、かならず公式のTwitterやDiscordから踏みましょう
ただ、新規でミントされた土地もすぐにOpenSeaに出品されます。
ミント価格より少し値上がりする傾向がありますが、OpenSeaでも買えます。
「なんとなく」では土地を買わない
基礎知識の最後は、買う土地の決め方について。
メタバースの土地を買うとき
「なんとなく話題になっているから」
「YouTubeで〇〇さんがおすすめだと言ってたから」
などの、ぼんやりとした理由で買うのは止めましょう。
メタバース不動産への投資はハイリスクです。
明確な理由がない場合は、購入をおすすめできません。
明確な理由とは、たとえば
- 土地を購入し、そこでビジネスを展開したい
- メタバースクリエイターとしての発表の場になる土地が欲しい
- 応援しているWeb3プロジェクトの一員になるために購入したい
などですね。
「目的」と言い換えても良いかもしれません。
「理由はないけど、とにかく買いたい!」
という方は、下のリンク先をチェックしてください。
- 0円で買える土地 ※ガス代はかかります
- 5万円以下で買える土地
などを紹介しており、これなら投資のリスクは低いです。
お金に余裕がある人は別ですが、いきなり数十万円以上の土地を買うのは止めましょう。
【7ステップ】メタバースの土地購入の流れ
ここからは、7ステップでメタバースの土地購入の流れを紹介します。
① 土地を買うメタバースを決め、価格を確認
まず最初に、土地を買うメタバースを決めます。
メタバースの土地を買うとき、それぞれ買う理由・目的があるはずです。
それに、これから土地の価格がどうなるかは誰にもわかりません。
なので
- おすすめのメタバースは〇〇
- これから値上がりするメタバースは〇〇
こんな風に簡単に言うことはできません。
ご自身の理由・目的と一致したメタバースをじっくり選んでください。

土地の価格はOpenSeaで確認できます。
OpenSeaの検索ボックスに買いたい土地の名称を入力し、価格を確認しましょう。
確認したら、それが市場の相場価格と乖離(かいり)していないかチェックするのも大事です。
相場価格の調べ方は下のリンク先で紹介しています。
② 【30分で完了】購入の準備をする
次は購入の準備です。
OpenSeaでNFTを買うには
- ウォレットのMetaMask(メタマスク)
- 仮想通貨取引所の口座
この2つが必要です。
どちらも完全無料で用意でき、早ければ30分くらいで準備できます。
まずはMetaMask。
MetaMaskは、パソコンやスマホにインストールするタイプのサービスです。
インストール方法は下のリンク先で画像付きで解説していますので参考にしてください↓
つぎは仮想通貨取引所の口座。
取引所はイーサリアムが買えれば、どの取引所でもOKです。
ただ、海外ではなく日本国内の取引所を選んでください。
※海外取引所は日本円が使えないから
私が個人的に使っているのはコインチェックとGMOコイン。
使いやすいと感じるのはコインチェック、イーサリアムを買う手数料が低いのはGMOコインです。
この2つなら、口座開設の流れを画像付きで解説した記事があります。
記事を見ながら手続きを進めれば、口座開設がすぐに完了するので参考にしてください↓
③ 仮想通貨取引所でイーサリアムを購入
準備が終わったら、イーサリアムの購入です。
イーサリアム購入の流れは
- 日本円を仮想通貨取引所に入金
- 日本円をイーサリアムに交換
このようになります。
まず購入予定の土地の価格をチェックしましょう。
チェックしたら、その価格よりも少しだけ多めの日本円を用意してください。
もし10万円の土地を買うなら、11万円くらい用意すれば大丈夫です。
※手数料などがかかり、少し減るからです
用意といっても、銀行口座にお金があればOKです。
つぎは、口座を持っている仮想通貨取引所にログインしてください。
ログインしたら、土地を買うための日本円を取引所に入金(送金)しましょう。
どの取引所にもマニュアルがあり、参考にすればすぐ送金できます。

YouTubeでもわかりやすい動画がたくさんあるので参考になると思います。
入金が終わったら、仮想通貨取引所内にある
- 取引所
- 販売所
などでイーサリアムを購入してください。
一般的には販売所の方が手数料が低いので、販売所で買えば節約できます。
④ イーサリアムをMetaMaskに送金
つぎはイーサリアムをMetaMaskに送金します。
送金は仮想通貨取引所から手配します。
送金するとき、送金先のアドレスがわからないと送れません。
MetaMaskのアドレスは、MetaMaskを起動すれば確認できます。
MetaMaskを起動すると、中央上部に
- 数字
- アルファベット
の羅列が表示されます。
これが、あなたのMetaMaskのアドレスです。
アドレスをコピーし、取引所から送金先として設定してください。

MetaMaskでアドレスを確認する方法
設定したら、取引所から送金の手配をしてください。
送金完了後、数分以内にMetaMaskに送金分のイーサリアムが反映されるはずです。
これで、財布に例えるならお金が入った状態になります。
⑤ MetaMaskをOpenSeaに接続
つぎはMetaMaskをOpenSeaに接続します。
「接続」とはログインみたいなものです。
OpenSeaのWEBサイトを開きましょう。
開いたら、下の画像を参考にして、右上のボタンをクリック。
すると接続を求められます。
選択肢が表示されますが、MetaMaskを選んでください。
すると、MetaMaskが起動します。
ここでMetaMaskのパスワードを入力し「ロック解除」をクリック。
これで接続は完了です。
あとは土地を買うだけです。
⑥ OpenSeaでメタバースの土地を購入
いよいよ、メタバースの土地の購入です。
OpenSeaの上部にある検索ボックスに、買いたい土地のキーワードを入力しましょう。
すると候補が表示されます。
このとき、必ずチェックして欲しいのは
「公式マーク(認証マーク)」
の有無です。
Twitterの認証バッジみたいなもので、OpenSeaに認証されたNFTは公式マークがつきます。
たまに偽物が紛れ込むので、かならず公式マークをチェックしてください。
公式マークを確認したら、クリックしましょう。
つぎのページでは、購入できる土地の一覧が確認できます。
買いたい土地があったらクリックし、詳細情報をチェックしてください。
問題がなければ
「Add to cart(カートに入れる)」
をクリックしてカートに入れます。
あとは買うだけです。
「Complete purchase(購入を完了させる)」
をクリックすれば、購入完了です。
購入が完了したら、数分以内にOpenSeaに反映されます。
OpenSeaのプロフィール画面で、購入した土地が反映されていることを確認してください。
⑦ 購入目的に応じて土地を活用・売却する
土地の購入が完了したら、あとは購入した目的に応じて土地を活用したり、売却しましょう。
目的は人によって様々ですが
- 土地でビジネスをする
- 値上がりしたら売却して儲けを得る
- とにかく長期保有してメタバースの未来に賭ける
- Play-to-Earnのゲームで活用
こんな目的で購入している人が多いように感じます。
メタバースの土地の購入方法についての解説は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
よくある質問
Q1:メタバースの土地が買えるのは何歳からですか?
自分で買えるのは20歳以上からです。メタバースの土地を買うには仮想通貨が必要です。仮想通貨を買うには仮想通貨取引所の口座が必要です。仮想通貨取引所の口座を開設できるのは20歳以上なので、20歳未満の方は自分ではメタバースの土地を買えません。
Q2:メタバースの土地を買うにはいくら必要ですか?
人気のあるメタバースだと最低でも30万円くらい必要になることがあります。でも、土地が安いメタバースなら数百円〜数千円で購入可能です。
Q3:メタバースの土地をつかってお金を稼ぐことは可能ですか?
可能ですが、すぐには稼げません。メタバースの土地は現実世界の土地と同じようにビジネスなどに活用できます。具体的には土地の貸し出し、土地に広告を出す、土地にショップを出す、などの方法で収益化できます。ただ、これらの機能は開発中の段階で、実装されていないメタバースがほとんどです。
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