PR

メタバースの土地(メタバース不動産)とは?使い方や活用方法・事例を紹介

スポンサーリンク

「メタバースの土地ってなに?」
「メタバースの土地の意味は?どんな使い方があるの?」

メタバースの土地は

  • 仮想不動産
  • メタバース不動産
  • バーチャル不動産

とも呼ばれ「新しい不動産」として投資家やビジネスマンから注目されています。

注目されているだけではありません。
現実世界の不動産と同じように、メタバースの仮想不動産も活発に売買されています。
調査会社によると2021年は600億円近くの土地取引があり、2022年の取引金額は1,000億円を超えると予測されています[1]CNBC:Metaverse real estate sales top $500 million, and are projected to double this year

「メタバース上の土地を買う人がいるなんて、意味がわからない。。。」
こんな風に感じる方も多いでしょうが、活発に売買されているのには理由はあります。

理由とは、メタバースの土地には希少性があり、上手に活用すればビジネスや投資で利益を出せるからです。

この記事ではメタバースの土地とは何か、さらには土地の使い方・活用方法や事例について解説します。

スポンサーリンク

メタバースの土地とは何なのか?

はじめに、メタバースの土地とはどんなものなのかを解説します。

シンプルに言えばメタバースの土地とは「データ」です。
けどただのデータではありません。
このデータには希少価値があり、現実世界の土地と似ている部分がたくさんあります。

メタバースの土地とはネットに存在する仮想の地面・空間のこと

メタバースの土地とは何なのでしょう。

一言でいうと
「メタバースと呼ばれるネットサービスの中にある仮想の地面と、その上にある仮想空間のこと」
このようになります。

なので、もしメタバースの土地を購入したら

  • ネット上にある仮想地面を所有する権利
  • 地面の上にある仮想空間を利用する権利

この二つが手に入ります。
このあたりは現実世界の不動産と似ています。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
あとで説明しますが、メタバースの土地に現実世界の不動産と同じような所有権という考え方が適用できるのかは不明とされています。
「The Sandbox」というメタバースの土地が売買されている様子

「The Sandbox」というメタバースの土地が売買されている様子

メタバースの土地はNFTと呼ばれるデータ

言ってしまえば、メタバースの土地とはネットに存在するデータです。

けれど、どこにでもあるデータではありません。
「NFT(エヌ・エフ・ティー)」と呼ばれる技術をつかった、希少価値があるデータです。

NFTは「Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)」の略称です。
交換できない、この世界でオンリーワンのデータという風な意味になります。

これまでネットにあるデータは簡単に複製(コピペ)できました。
これが、NFTの技術をつかうと複製つまりコピーができなくなります。

もし現実世界の土地が簡単にコピーできたら、その土地の価格はどうなるでしょう。
あっという間に暴落し、価値はゼロに等しくなるはずです。
土地はコピーできないから価値があるのですね。

メタバースの土地はNFTデータなので複製できません。
さらに、メタバースの土地は現実世界と同じく供給量に限りがあります[2]それぞれのメタバースが独自の判断で土地の区画を上限設定しています。
希少性があるのです。

だから仮想不動産は現実世界の不動産と同じような価値を持つと考えられているのです

ちなみに、メタバースの土地(のNFT)を購入するには仮想通貨が必要です。
仮想通貨取引所の口座を持っていない人はコインチェックなどで口座開設を開設しておきましょう。

「The Sandbox」の世界の様子

「The Sandbox」の世界の様子 画像はThe Sandbox公式サイトから引用

メタバースの土地がすべて売買できる訳ではない

ここまで読んで
「メタバースの土地に価値があるなら、あつ森やフォートナイトの土地が買えたら高く売れるのでは?」
こんな風に思った方がいるかもしれません。

けれど、いまのところメタバースならどんなサービスでも土地が売買できるわけではありません
むしろ、土地が売買できるメタバースの方が珍しいくらいです。

土地が売買できるメタバースの代表格は「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」です。
ほかだと「Decentraland(ディセントラランド)」なども人気があります。

どちらも土地への注目度は高く、2021年の間に土地の平均購入価格は数倍以上値上がりしています。

補足すると、これらのメタバースでは1区画から土地を購入できます。

そして、その土地はLAND(ランド)と呼ばれることが多いです。
複数のLANDがまとまっている土地はESTATE(エステート)と呼ばれます。
よく使われる用語なので、土地の売買を考えている方は覚えておいて損をしないと思います。

現実世界の土地との違い

メタバースの土地と現実世界の土地の違いについても簡単に説明します。

違いをまとめると、以下のようになります。

それぞれ補足します。

まず、メタバースの土地の価格はものすごい勢いで上がったり下がったりします。
ゆっくりと上下する現実世界の不動産よりも値動きは遥かにダイナミックです。

つぎは手続きです。
メタバースの土地の名義変更というか、所有者の変更は簡単です。
土地を購入できる資金があれば、すぐにメタバースの土地の所有者になれます。

最後は法律面の問題です。
メタバースというか、NFTの存在は現在の法律では明確に規定されていません。
なので、メタバースの土地を購入したとしても、その土地の所有権を本当の取得できるかは不明です。

2021年11月の段階で、メタバースに詳しい道下剣志郎弁護士は以下のように語っています。

「実際にメタバースの土地が価値を持つ世界になっているが、それらに現実の法制度を類推適用するには限界がある」と言及。現実世界における所有権や占有権のような権利保護の仕組みの整備が必要だと指摘した。

引用元:「都市連動型メタバース」で解決すべき法的課題とは? KDDIらがバーチャルシティ向けコンソーシアム設立

おそらく仮想通貨のときと同じように、物議をかもしながら徐々に法整備されていくのだと思います。
その過程でさまざまな事件やトラブルも発生するはずです。

なので、メタバースの土地の売買に関しては一定のリスクがあることも理解しておくべきです。

メタバースの土地の使い方・活用方法はざっくり2種類

次はメタバースの土地の使い方についてです。

いまのところ、大きくわけると以下の2種類の方法で利益、つまり儲けを出せます。

  • 仮想不動産投資
  • 土地を活用したビジネス

大きくはこの2種類ですが、稼ぎ方はたくさんあります。
なのでこの2種類が下の図のように、さらに細かく枝分かれすることになります。

メタバースの土地の使い方・活用方法の図解

「メタバースの土地なんて意味ないでしょ?」
こんなことを言う人は、おそらくメタバースの土地の活用方法を知らない人です。

たくさんの稼ぎ方があるので、メタバースの土地は注目されているのです。

メタバースの土地の使い方や活用方法を事例を紹介しながら解説します。

仮想不動産投資には3種類の稼ぎ方がある

はじめに紹介するのは、メタバースの土地そのものを活用して稼ぐ「仮想不動産投資」の方法です。

仮想不動産投資はさらに細かく分類でき、ざっくり分けると

  • 土地を売買する
  • 土地を他のユーザに貸し出す
  • 土地と建物をセットで売却

この3種類の稼ぎ方があります。

下の画像にある、赤い枠で囲んだ部分をそれぞれ簡単に紹介します。

仮想不動産投資での稼ぎ方3種類

土地の売買

メタバースの土地を売買して稼ぐ方法を説明します。

メタバースの土地の売買は、企業の株式や仮想通貨の売買と似ています。
簡単に言えば

  • 価格が安いときに土地を購入する
  • 値上がりしたら土地を売却する

このようにして稼ぐ方法です。

もちろん100%の確率で稼げるはずもなく、土地の価格が値下がりして損をすることもあります。
けれど、もし将来人気がでるメタバースの土地を早い段階で買えたら、その価値は数倍〜数十倍に跳ね上がる可能性があります。

土地の貸し出し

メタバースの土地は他のユーザーに貸してレンタル料を得ることができます。

なので良い立地の土地を保有していれば、メタバースの土地から長期的にレンタル料を得られる可能性があります。

メタバースではどんな立地の土地が「良い」と判断されるかについては、下のリンク先で解説しています。
仮想不動産投資に興味がある方はぜひリンク先をチェックしてください。

土地と建築物をセットで売却

個人には少し難しい方法ですが

  1. 土地を購入する
  2. 購入した土地に3Dの建築物(建物ですね)を作る
  3. 土地+建築物のセットで企業等に売却する

このような稼ぎ方もあります。

海外の仮想不動産投資会社やメタバース専門の建築事務所などはこの方法でけっこうな金額を稼いでいます。

土地を活用したビジネスで稼ぐ方法

仮想不動産投資について説明したので、次は土地を活用したビジネスで稼ぐ方法を説明します。

箇条書きで紹介すると、以下のような稼ぎ方があります。

  • 店舗出店・サービス運営
  • ゲームの公開
  • イベント開催
  • 広告収入を得る

下の画像で言うと、赤い枠で囲んだ部分ですね。
4種類それぞれを説明します。

土地を活用したビジネスで稼ぐ方法4種類

店舗出店・サービス運営

メタバースの土地を持っていればその場所に店舗などを構え、さまざまなビジネスが可能です。

例を挙げると、Samsung(サムソン)は新しいスマホの発表会をメタバースで開催しました[4]CNET:I visited Samsung’s Galaxy S22 metaverse event, but it felt rushed and incomplete

メタバースでカジノを運営している会社もあります。
Decentralandというメタバースでは、カジノが大人気です。
すでに毎月数億円規模の売り上げがあるので、もし世界中の人がメタバースに参加したら巨大ビジネスになるはずです[5]Coin Rivet:ICE Poker is attracting players in their thousands to the metaverse

Decentralandにある、日本をイメージしたカジノ「Tominoya」

Decentralandにある、日本をイメージしたカジノ「Tominoya」

ほかにも

  • マクドナルドなどの大手飲食チェーン[6]Crypto Briefing:Want NFT Fries With That? McDonald’s Preps Metaverse Play
  • Gucciやadidasなどの大手ブランド[7]Vogue Business:Gucci plans virtual world for Gen Z on The Sandbox
  • 保険会社[8]Information Age:hubb becomes first metaverse-ready insurance broke
  • メンタルクリニック[9]ASK THE DOCTOR:Ask The Doctor to Open First Virtual Mental Health Clinic in Decentraland

などが続々とメタバースに進出・出店し、新しいビジネスチャンスを掴もうとしています。

イベント開催

もしメタバースで広い土地を保有していたら、そこでイベントを開催することができます。

有料イベントも可能とされていますが、今のところ目立つのは無料イベントです。

Decentralandでは、2022年3月24日から「ファッションウィーク」と称して大規模なファッションイベントを開催します[10]Vogue Business:What fashion week looks like in the metaverse

観客はこのイベントに無料で参加できます。
数十の世界的ブランドがファッションショーに参加する予定なので、開催日の前後にはとても大きな話題になるはずです。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
ファッションショーを見ながら観客はその場でモデル(アバター)が来ているデジタルファッション(NFTの服)を購入できます。
メタバース版ライブコマースですね。
かなりの金額がファッションショーの最中に動くと予測されています。

ゲームの公開

メタバースによっては、所有する土地にゲームを公開してお金を稼ぐことができます。

人気メタバースのThe Sandboxでは購入した土地でゲームを公開し、他のユーザーに有料で利用してもらえます。

ゲームはThe Sandboxが用意したツールを利用して作成できます。
なので、もしゲームを作るのが好きな人や得意な人は個人でゲームを作り、それを公開してお金を稼げます。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
ゲームを公開して稼ぐ機能は2022年8月時点では実装されていません。
公式によると近日公開予定となっています。

土地に広告を出して広告収入を得る

最後に紹介するのは広告収入で稼ぐ方法です。

もしメタバースの利用者が増えれば、土地は「メディア」にもなります。
人通りが多い土地に広告を出したがる企業なども増えるでしょう。

まだ事例などは確認できていませんが、将来的にはメジャーな稼ぎ方になると思うので紹介しました。

土地が購入できる代表的なメタバース一覧

土地が購入できるメタバースのなかでも、特に人気のあるサービスを一覧で紹介します。
もし興味があったらメタバースに入り、どんな土地が売買できるかをチェックしてください。

ただ、どれも土地購入には仮想通貨が必要です。
購入を検討する前にコインチェックなどの仮想通貨取引所の口座開設しておくことをおすすめします。

以下のメタバースは「メタバースのBIG4」などとも呼ばれ、どれも活発に土地が売買されています。
まずはメタバースに入り、雰囲気をつかんでください。

まとめ

メタバースの土地とは何かを整理すると、以下のようになります。

  • メタバースの土地はNFTと呼ばれる複製できないデータ
  • 現実世界と同じように土地でビジネスができる

これから盛り上がるとされる世界なので、ぜひメタバースで遊んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました