メタバースの土地の売買が盛り上がっていますが、土地の価格はバラバラです。
同じメタバースにある同じサイズの土地でも、高い土地と安い土地があります。
では、どんな特徴を持った土地が値上がりしやすいのでしょうか。
この記事では、値上がりしやすいメタバースの土地の特徴を紹介します。
【メタバース全体】値上がりする土地の特徴
まずはどのメタバースにも当てはまる、値上がりする土地の特徴を紹介します。
開発しやすい、大きくまとまった区画
値上がりする土地の特徴のひとつ目は「大きくまとまった区画」です。
メタバースでは小さな区画よりも、大きくまとまった区画の方が値上がりしやすいです。
これは大きな区画の方が企業等が大規模な開発やビジネス展開をしやすいと考えられているからです。
たとえば
- 大規模なファッションショー開催
- 大きなスポーツイベント開催
などに使えそうな広い土地はやはり値上がりします。
考え方としては現実世界の土地と似ていますね。
エステイトはやはり高値で取引される傾向があります。
人が集まりそうな土地の近く
値上がりする土地の特徴のふたつ目は「人が集まりそうな土地の近く」です。
過疎地域の土地よりも人通りが多い土地の方が価値は高いと評価されます。
これも現実世界と同じですね。
では、メタバースではどんな土地に人が集まりやすいのでしょうか。
いまのところ、メタバースでは
- 有名人・インフルエンサーや有名企業が所有する土地の近く
- 大きなESTATE(エステイト)の近く
これらに該当する土地に人が集まりやすいとされています。
じっさい、人気ラッパーのスヌープ・ドッグが持つThe Sandboxのエステイトの隣の区画(合計9区画)は約5300万円で落札されています[1]Rolling Stone:Someone Spent $450,000 for ‘Land’ Next to Snoop Dogg’s NFT House。
このように、有名人の土地の近くは高い値段がつきやすいです。
なのでスヌープ・ドッグの隣の土地は相場よりも6倍近く高い値段がついたことになります。
ログインしたユーザーが自動的に訪れる中心地の近く
当たり前といえば当たり前ですが、メタバースにログインしたユーザーが自動的に訪れる中心地の近くも値上がりする傾向があります。
例えば
- Decentralandの中心地にあるジェネシスプラザの近く
- Cryptovoxelsの中心地の近く
などの土地は比較的高値で取引されています。
ただ、このようなシステムを採用していないメタバースも多いです。
それにログインしたばかりの人が使い方がわからないことも多いので、収益性という点では多少怪しさがあります。
【個別のメタバース】値上がりする土地の特徴
メタバースの全体的な傾向を紹介したので、次は個別のメタバースごとで、値上がりする土地の傾向を紹介します。
Decentralandはカジノの近くが人気
Decentraland(ディセントラランド)では、その土地が
- カジノの近くにある
- 道路に面している
などに該当するときに値上がりする傾向があります。
カジノはDecentralandにログインする人のうち3割が訪れるほど人気のある場所です[2]CoinDesk:https://www.coindesk.com/tech/2022/02/03/whos-using-the-metaverse-poker-players-in-decentraland/。
なので、これからカジノが建てられそうな場所は狙い目と言えます。
Somnium Spaceは湖がポイント
Somnium Space(ソムニウムスペース)では
- 湖に面している土地
- 道路に面している土地
などが値上がりする傾向にあります。
Somnium Spaceには中心に大きな湖があります。
そして、湖に面している土地にはドックを建設できます。
これにより人が行き来しやすだろう、ということで値上がりしているようです。
まとめ
ここまで、値上がりしやすいメタバースの土地の特徴を紹介しました。
けれど、まだメタバースは始まったばかりということもあり、これから傾向はどんどん変わるはずです。
メタバースの新しい使い方なども誕生するでしょうから、現段階ではこういう特徴がある、というだけのことです。
あまり参考にならないかもしれませんが、土地の購入の際の材料のひとつとしてご利用ください。
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