メタバースの土地を買えば、その土地を活用してビジネスができます。
けれど、FacebookがMetaに改名してからメタバースの土地は一気に値上がりしてしいました。
「メタバースでビジネスしたいけど現金(仮想通貨)が足りない・・・」
世界的にこんな人が増えているからなのか、カナダの会社がメタバース住宅ローンをはじめました。
その会社の名前はTerraZero。
誰がローンを組んだかは公表されていませんが、匿名の借り手はDecentralandの土地を買うために45,000ドル(日本円で約5,100万円)のローンを組んだそうです[1]TerraZero:METAVERSE TECH COMPANY TERRAZERO ISSUES ONE OF THE FIRST MORTGAGES IN THE VIRTUAL WORLD。
メタバース初の住宅ローンとはいえ、条件は
- けっこうな額の頭金あり
- 返済期間は2年間、ローンの支払いは仮想通貨
- ローンを返済するまでその土地の所有者はTerraZero(完済するまでは開発者としての権利が渡されるだけ)
- 証書はNFTで保管
このように、甘いものではありません[2]National Mortgage News:How does a metaverse mortgage work?。
とうぜん、クレジットスコアやビジネスプランの審査も行われました。
TerraZeroのCEOであるDanReitzik氏によると
「(借り手は)ゲームを作る計画です」
引用元:Metaverse Tech Company TerraZero Issues One of the First Mortgages in the Virtual World
とのこと。
ゲームを公開すればあるていど儲かることが計算できる、ということかもしれません。
資金不足のクリエイターやアーティストにとって、このようなローンは魅力的です。
けれど、日本の法律ではこのような金融ビジネスが認められるかはわかりません。
もし
「メタバースの土地を買う資金を提供します!」
こんな広告を見かけたら注意して、きちんと認可等を得ているかチェックしましょう。
引用・脚注
↑1 | TerraZero:METAVERSE TECH COMPANY TERRAZERO ISSUES ONE OF THE FIRST MORTGAGES IN THE VIRTUAL WORLD |
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↑2 | National Mortgage News:How does a metaverse mortgage work? |
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