この記事では日本企業が運営する国産メタバース
「江戸バース(edoverse)」
の土地(EdoLand)の購入方法を紹介します。
ただ、購入前に知っておいてほしいことがあります。
そもそもメタバースの土地への投資はハイリスクな投資に分類されます。
なおかつ江戸バースは
- 2022年6月30日の段階で海外で盛り上がっている様子はない
- おそらく購入者の多くは日本人(過去に日本人向けメタバースの土地の販売事例はない)
- 今後販売される土地の上限数が明らかになっていないので需給バランスの判断が難しい
このような状況なので、海外の有名メタバースの土地と比べると投資のリスクはより高いと考えられます。
投資は慎重に行うことをおすすめします。
メタバースの土地への投資のリスク等について詳しく知りたい方は下のリンク先記事をご確認ください。
江戸バースの土地とは?土地の基本情報
まずは江戸バースの土地の基本情報を紹介します。
江戸バース概要 | |
---|---|
公式サイトURL | https://edoverse.io/ |
公式Twitter | https://mobile.twitter.com/Edoverse_io |
公式Discord | https://discord.com/invite/FDF5RcY7Gb |
運営会社 | 江戸バース財団 |
運営コンサルティング | 江戸バース株式会社(Edoverse株式会社)※Shinwa Wise Holdings株式会社の100%子会社 |
江戸バースの土地はNFT
まずは基本中の基本から。
江戸バースの土地はNFT(非代替性トークン)です。
簡単にいえば「土地のデータ」ですね。
なので、江戸バースの土地を購入すれば江戸バースというメタバースの中に存在する土地のデータが購入できる、ということになります。
初回の土地販売数は9,690個
2022年7月7日に初回販売分として発行される土地の総数は9,690個です。
これらは「大名小路エリア」と呼ばれる地域の土地です。
土地ひとつの広さは約15坪(50平方メートル)と発表されています[1]https://mobile.twitter.com/Edoverse_io/status/1539800537402552320。
※初回販売分のうち、日本円で購入できる分は7月1日に完売しました。なのでどうしても大名小路エリアの土地を購入したい方は仮想通貨を用意する必要があります
一般的にはメタバースの土地の販売数には上限が設けられています。
上限があるから希少価値が生まれると考えられているのですが、江戸バースの土地は(全体の)総数はまだ明らかになっていません。
運営は2022年12月くらいまでに現在の皇居周りの土地を販売することを発表しています。
また、将来的には神奈川県や京都の土地も販売する予定であることも発表しています[2]https://mobile.twitter.com/edo202277。
よってこれから販売される土地がどれくらい増えるかは不明です。
いま現在主要なメタバースでは、土地の上限は以下のように設定されています。
江戸バースの土地はこれらと比べてもかなり多めの数になりそうです。
つまり土地の供給数が多くなる確率が高い、ということです。
一般的にはメタバースの土地は供給数が多ければ多いほど、土地の平均価格は安くなる傾向があります。
よって土地の供給量については注意する必要があります。
土地販売数は税込82,500円
次は販売される土地の価格についてです。
2022年7月7日に販売される土地については、日本円で税込82,500円となっています。
個人で申し込める土地の上限は特に設定されていません[3]https://mobile.twitter.com/edo202277/status/1542140968602050560。
※1つのウォレットアドレスにつき20個という制限はありますが、ウォレットを変えれば購入可能です
先ほど紹介した主要メタバースの、2022年6月の1区画あたりの平均購入価格は以下のようになります。
※為替レートは1ドル=128円計算です
- The Sandbox→50.7万円
- Decentraland→45.4万円
- Cryptovoxels(voxels)→24.7万円
- Somnium Space→52万円
これらと比べると、江戸バースの土地の価格はかなり安いことがわかります。
2022年6月30日の段階では
- 公式Twitterのフォロワーの日本人割合
- Twitterで「edoverse」と検索して出てくる検索結果
- アメリカGoogleで「edoverse」というキーワードでニュース検索した結果
などの情報から、おそらく江戸バースの土地を購入する人の大半は日本人だと推測できます。
日本人でなおかつメタバースに興味がある人の割合[4]ITmedia:メタバースの認知度は4割 興味のあるジャンルは「ゲーム」が最多を考えると、今回の販売で購入者希望者のうちごく一部の人しか買えない、という確率は低そうです。
購入するとき、具体的に大名小路エリアのどの土地を購入するかは指定できません。
土地は購入希望者に対してランダムに割り当てられるそうです[5]https://mobile.twitter.com/Edoverse_io/status/1539814623406428160。
将来的にはお金を稼いだりショッピングができるようになる?
江戸バースでは将来的には
- Gamefi(ゲームでお金を稼ぐこと、「Play-to-Earn」と同じような意味)
- メタバースショッピング
なども可能になると江戸バースのコンセプトノートに記載があります[6]江戸バース:江戸バースコンセプトノート。
もしこれらの記載どおり順調に開発が進めば、土地の上でさまざまな経済活動が行われるということです。
日本人ユーザーの間で江戸バースの土地に対する関心が盛り上がっているのは、おそらくメタバース内での経済活動を期待してのことでしょう。
土地を買う前に準備すべきもの
次は土地の購入にあたって準備すべきものを紹介します。
Metamaskをインストール
まず必要になるのはウォレットです。
ウォレットとは簡単に言えば財布のような役割をもつアプリケーションです。
ウォレットはたくさんの種類がありますが、江戸バースはMetamask(メタマスク)を推奨しているようです[7]https://twitter.com/edo202277/status/1542028368131919872。
なのでMetamaskをパソコンもしくはスマホにインストールしましょう。
インストール方法については以下のリンク先で詳しく紹介します。
仮想通貨で購入するなら仮想通貨取引所の口座を準備
先にお伝えしておくと、江戸バースは日本円で購入できます。
この場合は振込先の銀行口座が必要になります。
日本円とは別で、江戸バースは仮想通貨でも購入できます。
仮想通貨で購入する場合は
- 日本国内の仮想通貨取引所
- 海外の仮想通貨取引所
この2種類の口座を開設する必要があります。
もし
「とりあえず今回だけ江戸バースの土地を買いたい!」
と考えているなら仮想通貨取引所の口座は不要だと思います。
けれど、もし
「これからも継続的に江戸バースの土地を買いたい!」
「江戸バースだけでなく他のメタバースの土地も購入してみたい」
こんな風に考えているなら、仮想通貨取引所の口座を開設をおすすめします。
江戸バースの土地は今後NFTマーケットプレイスと呼ばれる流通市場でも購入できるようになります。
NFTマーケットプレイスの多くは仮想通貨での売買にしか対応していません。
よって仮想通貨が購入できる仮想通貨取引所が必要になるからです。
それに、NFTマーケットプレイスを使えるようになれば他のメタバースの土地も購入できます。
いま話題の「Web3」関連のサービスも仮想通貨が絡むことがほとんどです。
なので、Web3やメタバースに興味があるのなら
- 日本国内の仮想通貨取引所
- 海外の仮想通貨取引所
それぞれ用意することをおすすめします。
日本国内の仮想通貨取引所はコインチェックがおすすめです。
口座開設方法については下のリンク先で初心者でもスムースに開設できるよう、詳しく解説しています。
海外の仮想通貨取引所はBybit(バイビット)がおすすめです。
こちらも、口座開設方法は下のリンク先で詳しく解説しています。
どちらも口座開設にかかる時間は銀行や証券会社の口座開設などと比べるとはるかに早いです。
興味がある方はこの機会に口座を開設してください。
江戸バースの土地の購入方法・流れ
最後に江戸バースの土地の購入方法や流れを
- 日本円で購入する方法
- 仮想通貨で購入する方法
この二つに分けて紹介します。
日本円での買い方
日本円で購入できるようになるのは、2022年7月1日12時からです。
※初回販売分のうち、日本円決済で購入できる分は7月1日に完売ました。なのでどうしても大名小路エリアの土地を購入したい方は仮想通貨を用意する必要があります
2022年7月1日12時になったら、江戸バース公式サイトにアクセスしてください。
アクセスしたらサイト内に日本円購入申し込み専用のGoogleフォームが見つかるはずです。
フォームが見つかったら必要事項を入力します。
必要事項は以下の通りです。
- 氏名
- Metamaskのウォレットアドレス
- Eメール
- 銀行口座番号
- 購入希望土地NFT数
ウォレットアドレスの確認方法は以下のリンク先で確認できます。
先ほど紹介したコインチェックが公開しているブログ記事です。
MetaMask(メタマスク)とは?PC・スマホでの使い方を解説
フォームの入力が終わったら、7月5日までに指定の銀行口座に購入金額を振り込んでください。
振り込みが完了したら7月7日に購入した土地がウォレットで確認できますので、これを待ちましょう。
仮想通貨USDC(テザー)での買い方
仮想通貨を使って江戸バースの土地を購入する方法を紹介します。
まずは江戸バース公式サイトに行きましょう。
少し下の方に行くと
「Edoverse Land NFT USDC」
という文字があり、文字の下に
「Launchpad Here」
というリンクがあるので、ここをクリック(もしくはタップ)。
次のページでMetamaskを接続して、仮想通貨のUSDC(テザー)で土地を買える・・・はずですが、2022年20時48分に確認したら既に売り切れていました。
次の土地販売がいつになるかは不明ですが、購入希望者は次の販売を待つしかなさそうです。
今後はNFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)を使った購入方法もこの記事内で紹介する予定です。
もろもろ情報が集まるまで、しばらくお待ちください。
引用・脚注