若者の機会損失や、企業の経済的な損失につながる「雇用のミスマッチ」。
もし就職して働き始めてから
「なんかこの仕事イメージと少し違うな」
「聞いてた仕事内容とやってる仕事が全然違うので騙された・・・」
こんな風に思ったら、仕事に打ち込むのはとても難しくなります。
そんな雇用のミスマッチを減らすために、メタバースやVR技術を活用しているのが、カナダにあるCareerLabsVRです。
この記事ではCareerLabsVRのメタバース職業体験サービスを紹介します。
CareerLabsVRはどんな職業体験サービス?
CareerLabsVRはどんな職業体験サービスなのでしょうか。
CareerLabsVRは
- 人材紹介会社
- 求職者のキャリア相談に乗っている非営利団体
などに向けた人材系サービスです。
仕事の相談にきた人に対して
「この仕事はこんな感じですよ」
という風にメタバースでじっさいに体験してもらい、仕事内容のイメージをつかんでもらうサービスですね。
言い換えれば、仕事の内容を
- 言葉
- 写真
- (求職者の)過去の記憶・イメージ
などで理解するのでは無く、じっさいの仕事内容や様子を擬似体験して理解してもらうサービスとも言えます。
CareerLabsVRのようなサービスを使えば
- 毎日する仕事の流れ・雰囲気
- 仕事場の音(どんな雑音・騒音があるか)
- どんな危険があるのか
- 同僚とどれくらいの頻度でコミュニケーションを取るのか
などが、安全な場所からノーリスクで体験できます。
補足すると、CareerLabsVRはサブスク型のサービスです。
メタバース職業体験サービスを利用したい場合、CareerLabsVRとコンタクトを取りサブスクで利用することになります。
・CareerLabsVR公式サイト
https://careerlabsvr.com/
メタバース職業体験動画を紹介
百聞は一見にしかずです。
CareerLabsVRはメタバース職業体験の動画を公開しています。
その中からいくつか紹介します。
下の動画は看護師の職業体験動画です。
次は農業です。
次は重機オペレーター。
配管工なんかもあります。
このような仕事内容を、言葉や写真で伝えることは困難です。
でも、メタバース職業体験ならある程度の仕事の輪郭(りんかく)のようなものを数分でつかむことができます。
若者に人気の職業、たとえば
- 薬剤師
- WEBデザイナー
- システムエンジニア・プログラマー
- ゲームクリエイター
- 保育士
などがメタバースで職業体験できたらどうでしょう。
まだインターンなどが難しい10代の若者や、就職を検討している専門学生・大学生などは興味を持つはずです。
今後、メタバースはさまざまな業界で活用されると予測されています。
人材業界での職業体験メタバースの導入を期待しましょう。
キッザニアのメタバース版みたいなサービスがあったら嬉しいですね。