さいきん
「メタバース 資格」
「メタバース 仕事 資格」
などのキーワードで私の運営サイトを訪れる人が増えています。
メタバースが注目されていることもあり、関連企業への就職・転職もしくは仕事で役立ちそうな資格への関心が高まっているのだと思います。
なので、この記事ではメタバースに関連した資格について解説します。
メタバース全体をカバーする資格は無い
はじめにお伝えすると
「〇〇の資格があるとメタバース関連企業に就職・転職しやすい!」
「〇〇の資格があるとメタバースビジネスがわかる」
この〇〇に該当する資格はありません。
例を挙げると
- メタバーススペシャリスト
- メタバース技術者認定試験
こんな風な資格は2022年現在ありません。
メタバース業界はとても新しいです。
新しいだけでなく
「メタバース」
という言葉の定義すらまだ定まっていません。
なので、全体を網羅する資格を作ることは無理なのです。
今のところ、メタバースは以下の4種類に分類できると私は考えています。
- ゲーム系
- ソーシャル系
- Web3系
- ツール系
4つのうち、抜きん出た2大勢力のゲーム系とソーシャル系ですら、使い方・遊び方は違います。
Web3系に関しては仮想通貨で有名なブロックチェーン技術を使うので、もっと違います。
こんな状態では、全体を網羅する資格は作れません。
海外ではBlockchain Councilという団体が
「Certified Metaverse Expert」
という、数時間学べば認定を得られる簡易的な資格試験を行っています。
これはWeb3系だけに限定した資格です。
やはり、メタバース全体をカバーした資格は無いのです。
職種を限定すると就職・転職に役立つ資格はある
お伝えしたように、メタバース全体をカバーする資格はありません。
けれど職種を限定すると、就職や転職時に役立つ資格はあります。
それは
- Unity関連の資格
- 3DCG関連の資格
この2つです。
それぞれ紹介します。
Unity認定資格
まず紹介するのは、ゲームエンジンのUnity(ユニティ)の資格です。
Unityを開発・提供するUnity Technologiesは
「Unity認定資格」
という資格の試験を実施しています。
簡単に言えば、Unityを使いこなすための
- 知識
- 技術
などを認定する資格ですね。
国内・海外関係なく、メタバースのほとんどはUnityで開発されています。
もしUnityの資格があればエンジニアとして就職・転職する時に有利になります。
ゲームエンジンはUnityだけではありません。
Unreal Engineも人気です。
しかし、今のところメタバース関連のシェアはUnityの方が高いです。
ですが、ここ数年「産業用メタバース」としてデジタルツインへの注目度が世界的に高まっています。
デジタルツイン分野ではUnreal Engineも強いので、今後Unreal Engineのシェアが高まる可能性もあります。
※Unreal Engineのユーザー向けの資格はありません
3DCGに関連した資格
つぎは3DCGに関連した資格です。
3DCGの場合、資格があると就職・転職で有利になるのはデザイナー職ですね。
3DCG関連の資格としては
CGエンジニア検定の方は、エンジニアにも役立つ資格です。
話は戻りますが、メタバースの場合はデザイナーもゲームエンジン、とくにUnityの知識があると就職・転職時に有利です。
他の3DCGデザイナーと差別化するため、Unityの方から学ぶという作戦もありだと思います。
新しい業界では資格よりも「何ができるか?」が問われる
ここまで、メタバース企業に就職・転職するのに役立つ資格について解説しました。
資格は特定分野における知識を保証するもので、就職・転職時に役立ちます。
しかし、メタバース業界のような新しい業界では企業は資格よりも経験・実績を求めることの方が多いです。
つまり
「何ができるか?」
が大事なのですね。
なので、ただ知識を蓄えるだけでなく経験・実績をアピールできるようポートフォリオ等を作ることが重要です。
それに、メタバースビジネスに取り組む企業では開発・クリエイター関連以外の職種もたくさんあります。
就職・転職する方法はたくさんあるので、じっくり探して良い企業を見つけてください。