ANA NEOとパソナGがメタバース
「ANA GranWhale(エーエヌエー・グランホエール)」
における雇用と人材育成で提携しました[1]ANA NEO株式会社:ANA NEOとパソナグループ、メタバース領域におけるジョブ開発に向けた提携契約を締結。
この提携により、こんごアバター姿で働く「アバターワーク」の求人等が増える可能性があります。
ANA GranWhaleはどんなメタバース?
ANA GranWhale(エーエヌエー・グランホエール)について簡単に説明します。
ANA GranWhaleは旅行やショッピングに対応した、2022年度末に開始予定のメタバースです。
対応端末は
- スマートフォン
- タブレット
- VRヘッドセット
この3種類を予定しています。
運営会社は
- ANAホールディングス
- JP GAMES株式会社
などの出資により設立された、ANA NEO株式会社です。
・ANA NEO株式会社公式サイト
https://www.ana-neo.com/
ANA GranWhaleは以下の3つのテーマで構成されています。
- メタバース旅行が体験できる「Skyパーク」
- メタバースでのショッピングサービス「Skyモール」
- 未来の街をイメージした空間の「Skyビレッジ」
このなかでも、サービス開始当初は旅行のSkyパークをメインに運営するようです[2]KPMG:(前編)ANA NEO株式会社 冨田光欧氏 x KPMG Ignition Tokyo 茶谷公之。
それからショッピング、さらには教育や行政サービスまで拡大する予定です。
これらのサービスを運営するには、たくさんのスタッフが必要です。
けれど、メタバースでの接客等の仕事は現実世界での接客とは勝手が違い、専門的な知識や機器を持つ人材が必要です。
この、人材の部分を担うのがパソナグループです。
パソナGは2021年からアバターワーク人材育成に取り組む
パソナGはANA GranWhaleにおける
- 人材の就業支援
- スキル研修プログラムの提供
などを担当します。
パソナGは2021年11月に、アバターで働くアバターワークができる人材を育てる専門拠点
「淡路アバターセンター」
を開設しています。
この淡路アバターセンターで人材を育て、ANA GranWhaleで働いてもらう、という流れになるのだと思います。
ANA GranWhaleが成功したらアバターワークが広がるかもしれない
新型コロナが流行した2020年頃から、アバターワークは注目されています。
けれど、今のところアバターワークは全くと言っていいほど普及していません。
もしANA GranWhaleのアバターワークが成功したら、これが日本国内に広がるかもしれません。
日本国内にたくさんのメタバースがありますが、運営企業の規模としてはANAグループはトップクラスです。
ANA GranWhaleの成功を期待しましょう。
引用・脚注
↑1 | ANA NEO株式会社:ANA NEOとパソナグループ、メタバース領域におけるジョブ開発に向けた提携契約を締結 |
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↑2 | KPMG:(前編)ANA NEO株式会社 冨田光欧氏 x KPMG Ignition Tokyo 茶谷公之 |