アメリカのクラウドソーシング大手Fiverr(ファイバー)はアメリカのフリーランサー1000人に調査を実施しました[1]Fiverr:Freelancers, NFTs & the Metaverse: Examining the Opportunity。
この調査で、64%およそ3人に2人のフリーランサーがNFTに関連するサービスで収入を得ていることがわかりました。
Fiverrは、2021年第3四半期から第4四半期にかけて
- NFT関連の仕事の依頼数は278%増加
- NFT関連の仕事でフリーランサーが稼いだ金額は378%増加
このようなデータも発表しています。
2021年の市場規模は5兆円[2]WIRED:An NFT Bubble Is Taking Over the Gig Economyとも言われているNFT市場は、スキルシェアの分野にも影響が大きいことがわかります。
では、どんな仕事がクラウドソーシングで依頼されているのでしょうか。
FiverrのCMOであるGali Arnon氏はBusiness Wireの記事で以下のように発言しています。
「NFTは私たちのサービスを利用しているイラストレーター、アーティスト、デザイナー、開発者が自分のスキルを収益化し、この分野に投資している企業や個人と仕事をするための素晴らしい方法になってきています」
(翻訳は著者によるもの)
なので、NFTに関連するスキル・知識・経験を持っている
- イラストレーター
- アーティスト
- デザイナー
- 開発者
などには沢山の仕事がありそうです。
じっさい、Fiverrには約5万件ものNFTに関連する仕事があるようです[3]WIRED:An NFT Bubble Is Taking Over the Gig Economy。
FiverrのYoav Hornung氏は
「半年前を思い返すと、当時は5桁(1万件)もなかったと思います」
(翻訳は著者によるもの)
このように語っているので、NFT関連の仕事数はここ半年で5倍以上に増えた計算になります。
では日本のクラウドソーシングではNFT関連の仕事はどうなっているのでしょう。
クラウドソーシング大手のクラウドワークスで「NFT」という言葉で検索すると、1,283件がヒットしました。
おなじく大手のランサーズで検索したら、633件の仕事がヒットしました。
※どちらも2022年8月25日に検索した結果です
日本でも、徐々に盛り上がりつつあるようです。
2022年中には日本のクラウドソーシングにもNFTの大波が来るかもしれません。
いま現在でも既に仕事はありますし、備えておいて損をすることは少ないと思います。
引用・脚注
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