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メタバースは4種類ある | メタバースの種類を初心者向けに解説

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2021年10月から急に盛り上がったメタバース。
しかし、今のところメタバースの明確な定義はありません。
ときどき定義している人を見かけますが、それはその人が個人的に定義しているだけです。

それでも、メタバース(と呼ばれるサービス)をざっくり分類することは可能です。
この記事では

「メタバースってどんな種類があるの?」

という疑問を持つ人向けに、メタバースの種類を解説します。
先にお伝えすると、解説するのは以下の4種類です。

  1. ゲーム系
  2. ソーシャル系
  3. Web3系
  4. ツール系

メタバースの歴史はとても浅いです。
これからどんどん新しいサービスがリリースされます。
これにより種類も増えるでしょう。

それに、そもそも定義はありません。
だからメタバースとは何なのか、誰にもわかりません。

なので、ここで書いた内容が正しいとは限りません。
4種類の分類も私が勝手に決めたものです。

参考にする程度で、気軽に読んでください。

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① ゲーム系

まずはゲーム系メタバースについて解説します。

名前の通りですが、ゲーム系はゲーム要素の強いメタバースです。
代表的なメタバースは以下の2つ。

ゲーム系のメタバースには

  • ユーザー数がとても多い(数億人規模)
  • 未成年の若いユーザーが多い

などの特徴があります。
Robloxは1日あたり平均利用者数は5,880万人[1]Roblox:ROBLOX REPORTS THIRD QUARTER 2022 FINANCIAL RESULTS
この半分近くが13歳以下です。
なので、大手企業が若者世代へアピールするマーケティングの場として使われることも増えています。

ただ、紹介した2つのメタバースはそもそもゲームとして大人気です。
遊んでいるユーザーも、大半はメタバースだとは思っていないはずです。
なので、ゲーム系をメタバースに加えるかどうかは議論が分かれそうです。

Roblox公式サイト画像

Roblox公式サイト画像

② ソーシャル系

ソーシャル系はSNS的な要素が強いメタバースです。

代表的なサービスは以下の3つです。

この中だとZEPETOとVRChatはかなりユーザー数が多いです。
とくにZEPETOは3億人以上のユーザーがおり、そのうち70%が13~24歳のZ世代女性という珍しいサービスです[2]日経BP:第101回 アバターで交流する「ZEPETO」

ZEPETOは企業とのコラボレーションなども積極的におこなっています。
いまのところコミュニケーションの要素が強いですが、イベント会場的な使われ方も増えるかもしれません。

ZEPETO(ゼペット)公式サイト画像

ZEPETO(ゼペット)公式サイト画像

③ Web3系

Web3系メタバースはブロックチェーン技術で構築されているメタバースです。
※ブロックチェーン系と呼ばれることもあります

Web3系の代表格は以下の2つ。

おそらく、Web3系が一番わかりにくいメタバースです。
なので少し長めに解説します。

Web3系は「所有」の概念があるメタバースです。
メタバース内のアバター・アイテムや土地などをユーザーが所有できます。

この土地やアイテムはNFT(非代替性トークン)です。
NFTを購入し、所有するには仮想通貨が必要ですが、遊ぶだけなら仮想通貨は不要です。

Decentraland公式サイト画像

Decentraland公式サイト画像

Web3系メタバースは新しい技術や概念が使われており、ニュース等で話題になりやすいです。
けれど、ほとんどのメディアは

  • メタバースには明確な定義がまだない
  • メタバース的なサービスはいくつかに分類できる

などの説明をしてくれません。

だから
メタバース=Web3系メタバース
と思ってしまう人も多いです。

Web3系メタバースは、メタバースのなかの1種類にすぎません。
補足すると、他の種類のメタバースと比較するとユーザー数は圧倒的に少ないです。

なので
メタバース=Web3系メタバース
とは考えない方が適切だと思います。

④ ツール系

最後に紹介するのはツール系です。
海外だとMaaS(Metaverse-as-a-Service)という風に呼ばれることが多いメタバースです。

ツール系は企業や個人が

  • メタバース展示会
  • メタバース授業
  • メタコマース(メタバースEC)

などに使えるメタバースです。
メタバース空間のレンタルサービスとも言えます。

代表的なサービスはVirbela(ヴァーベラ)です。

VirbelaはアメリカのeXp World Holdingsが運営するツール系メタバースです。
Virbelaを利用すれば

  • オフィススペース
  • 学校
  • イベント会場

などをメタバース化した空間を構築できます。

個人が活用した事例を紹介すると、海外ではVirbelaを使ってメタバース結婚式が挙げられこともあります。
The New York Timesの記事によると、インドのカップルは100万円以上のお金を払い、結婚式の会場としてVirbelaを利用したそうです。
これなら、場所代だけとはいえ日本の平均的な結婚式の費用よりもずっと割安[3]みんなのウェディング:結婚式の費用を抑えたいなら!ご祝儀目安から安く済ませるテクニックまで知っておきたいポイントを総ざらい!で結婚式ができます。

日本でも個別指導塾を運営している桜華総合学院が「メタバースてらこや」として、Virbelaを使った学習サービス「めたこや」を開いた事例があります。

Virbelaは「ノーコードメタバース」と呼んでいるFRAMEという姉妹サービスも運営しています。
Virbelaと比べると少しライトな印象なので、こちらはどちらかといえば中小企業や個人向けかもしれません。

FRAMEのようなライトツール系メタバースが増えれば、利用者もどんどん増えていくはずです。

メタバース=Web3系メタバースではない

メタバースの種類について、以下の4種類を解説しました。

  1. ゲーム系
  2. ソーシャル系
  3. Web3系
  4. ツール系

ときどき、メタバースについて

「誰も使っていないオワコン」
「メディアが騒いでいるだけで全く盛り上がっていない」
「Metaが失敗したからメタバースブームも終わる」

こんな風に語るニュースや記事を見かけます。
この場合、だいたいが

  • メタバース=Web3系メタバース
  • Metaが失敗=メタバースも失敗

という誤った認識で書かれたものです。

メタバースが来るかどうか、流行るかどうか、これはメディアや有識者が決めることではありません。
メタバースの利用者が決めることです。
さらに言うと、利用者にとってベネフィットがあるかどうかで決まります。

紹介したように、メタバースには億単位のユーザーがいるサービスが複数あります。
このようなメタバースを使うと盛り上がりを実感できるはずです。

ぜひ、この記事で紹介したメタバースで遊んでみてください。

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