この記事では
「NOT A HOTEL NFTってどんなメリットがあるの?」
「NOT A HOTEL NFTは高いけど、コスパはどうなの?」
こんな疑問を解決します。
具体的には
などについて解説します。
結論からいうと、NOT A HOTEL NFTは旅行や高級ホテルなどが好きな人にとって最高のサービスです。
「NFT」という新しいサービスを使うのがやや大変かもしれませんが、その大変さをしのぐコスパの素晴らしさがあります。
NOT A HOTELやNFTについてご存知の方はメリット・デメリットから読む始めるのがおすすめです。
名前が知っているけどいまいち内容を理解していない方は最初から読み始めるのがおすすすめです。
そもそもNOT A HOTELってどんなサービス?
「NOT A HOTEL NFT」のサービスを理解するには、NOT A HOTELについて知る必要があります。
一言でいえば、NOT A HOTELは
「ホテルにもできる別荘をネット買えるサービス」
です。
「ホテルにもできる別荘」と聞いてもピンと来ないと思うので、仕組みを説明します。
別荘を買っても、滞在する人は意外と少ない
別荘を買った人が、1年のうちどれくらい別荘に滞在するか知っていますか?
熱海市がおこなったアンケートによると、だいたい1ヶ月〜2ヶ月つまり30〜60日くらいしか滞在していないことがわかっています[1]熱海市:別荘等所有者 アンケート調査報告書。
ということは、別荘を買っても80%以上の確率で所有者はそこにいません。
別荘の大半は「空き別荘」なのです。
仮に1億円の別荘を買ったとします。
1年(12ヶ月)のうち2ヶ月しか住まなかったら、1億円の6分の1の1,666万円分しか有効活用できない計算になります。
もし1ヶ月だったらその半分の833万円分しか使っていません。
これではお金と不動産(別荘)がもったいないですよね。
ネットで買って、アプリで貸せる
空き別荘の無駄に目をつけたのが株式会社NOT A HOTELの創業者濱渦伸次さんです。
NOT A HOTELをつかうと、AmazonやZOZOで本や服を買うみたいにネットで別荘が買えます。
さらに、買った別荘はアプリから簡単にホテル化でき、ホテルとして旅行客などに貸し出せます。
以下、Forbesのインタビューでの濱渦伸次さんのコメントです。
オーナーが購入した物件を使わないときは、アプリで使わない期間を設定し「ホテルにする」というボタンをタップすると、その瞬間からホテルのオペレーションに入る仕組みになっています。清掃や集客、運用や決済などは、すべてNOT A HOTELが運用します。
これなら空き別荘を有効活用できますよね。
シェア買いで必要な分だけ別荘を買う
繰り返しになりますが、NOT A HOTELは
「ホテルにもできる別荘をネット買えるサービス」です。
けど別荘は服や本とちがって気軽に買えませんよね。
じっさい、NOT A HOTELが販売する別荘は1棟あたり3億円台から8億円台です。
これでは相当な資産を持っている人でも躊躇するはずです。
少しでも別荘を買いやすくするため、NOT A HOTELは「シェア買い」という仕組みを用意してくれています。
簡単にいえば、シェア買いは別荘を30日単位で購入できる仕組みです。
シェア買いなら別荘を30日単位、つまり全体の1/12の所有権を購入できるのです。
仮に4億円の別荘を30日分買うとします。
このとき、料金は
4億円×(1÷12)=3,320万円
となります。
高いなりに買いやすくなることがわかると思います。
もし30日分の別荘を買っても、30日連続して住む必要はありません[2]NEWS PICK:【仕組み解説】NOT A HOTELの本質は「新しいサブリース」。
シェア買いで買った人は、好きなタイミングで別荘に住むことができます。
これなら、もし3,320万円の権利を購入しても使い切れそうだなというイメージが湧きませんか?
まとめると、NOT A HOTELをつかえば
- 不動産
- お金
この両方に無駄が発生しにくくなり、個人が必要な分だけ別荘を買えるようになるのです。
NOT A HOTEL NFTの仕組み
NOT A HOTELのイメージはつかんだと思うので、ここからは本題のNOT A HOTEL NFTについてです。
かんたんに言えば、NOT A HOTEL NFTはNOT A HOTELの別荘を毎年1or3日間利用できるサービスです。
NOT A HOTEL NFTの仕組みを解説します。
NFTとは?
NOT A HOTEL NFTは、名前のとおりNFTを活用したサービスです。
NFTについて知らない方も多いと思うので、少しだけNFTについて説明させてください。
NFT(エヌ・エフ・ティ)とは、とてもシンプルに言うと複製ができないデータのことです。
複製ができないから、何かの権利を証明する手段として活用できます。
NOT A HOTEL NFTの場合は、別荘の利用権がNFTつまり複製できないデータで販売される、こんなイメージでOKです。
47年間毎年NOT A HOTELを使える
話をNOT A HOTEL NFTに戻します。
NOT A HOTEL NFTはNOT A HOTELが発行するNFTを購入・所有している人が利用できるサービスです。
もしNFTを持っていたらむこう47年間、毎年1or3泊NOT A HOTELの別荘を利用する権利をもらえます。
基本的には毎年異なる別荘が用意されますので、日本中さまざまな地域のいろんな別荘に宿泊できます。
けれど、注意点があります。
- 宿泊できる日
- 宿泊先の別荘
この二つはNFTの購入者には決められません。
宿泊可能日の3ヶ月前にはじめて連絡(通知)が来て、このとき宿泊日と宿泊先がわかります。
ただ、宿泊する日が3ヶ月前までわからないのは初回のみです。
2回目以降は、初回と同じ日に毎年泊まれます(宿泊先は毎年違う予定)。
もし初回の宿泊日が8月20日なら、そのあともずっと8月20日に泊まることができます。
なので初回以降は毎年のスケジュールが決めやすくなります。
購入するNFTによって宿泊日数は変わる
NOT A HOTEL NFTは以下の2種類のNFTを販売予定です。
販売開始予定は2022年8月2日。
日本円もしくは仮想通貨のイーサリアム(ETH)で購入できます。
「コインチェック」での口座開設がおすすめです。
↓NFTは会員カード風にかっこよくデザインされています↓
MEMBERSHIP S(白いカード)だと宿泊可能数が毎年一泊、MEMBERSHIP X(黒いカード)だと三泊になります。
基本的な情報を表にまとめておきます。
MEMBERSHIP S | MEMBERSHIP X | |
---|---|---|
NFTカードの色 | 白 | 黒 |
価格 | 125万円 | 475万円 |
NFTの発行数 | 658 | 24 |
宿泊可能数 | 1泊 | 3泊 |
イベント参加 | ○ | ○ |
Exclusiveの利用 | × | ○ |
注意点は価格です。
MEMBERSHIP Xの方が宿泊可能数が多い分、価格も高くなります。
色が違うので間違えにくと思いますが、購入する時は気をつけてください。
宿泊可能日の3ヶ月前に鍵(キー)のNFTが届く
宿泊方法について補足します。
説明したように、NOT A HOTEL NFTでは初回宿泊日の3ヶ月前に連絡がきます。
ここで宿泊日がわかるのですが、このとき、所有しているカードとは別で「鍵(キー)のNFT」を受け取れます。
この鍵を見て、はじめて宿泊先の別荘がわかる仕組みです。
NOT A HOTELが用意してくれる別荘にはランクがあります。
NOT A HOTEL NFTではどのランクの別荘に泊まれるか気になりますが、代表の濱渦伸次さんは以下のように語っています。
ハイグレードのタイプは5%ぐらいの確率でしか当たらないんですけど、僕らの持っているサーフやガーデンぐらいのタイプが毎年貰えます。スタンダードとプレミアムみたいな感じですね。
参考までに、NOT A HOTEL AOSHIMAの「サーフ」の外観を紹介します。
まさに「リゾート地の高級別荘」といった感じです。
NOT A HOTEL NFTを使えば、毎年こんな別荘に宿泊できます。
年ごとに宿泊地が変わるので
「今年はどんな別荘に泊まれるのかな?」
こんなドキドキを毎年味わえそうですね。
NOT A HOTEL NFTの3つのメリット
ここからが本題です。
NOT A HOTEL NFTを利用することのメリットを紹介します。
メリットはたくさんありますが、以下の3点に絞ってメリットを紹介します。
- 破格に安い費用(コスト)
- 新しい別荘に泊まれる可能性がある
- 宿泊権は2次流通市場で売れる
毎年の宿泊費用は2.7万円という安さ!
むこう47年にわたって、実質的に同じ価格で宿泊できる、これは大きなメリットです。
一般的には、この世界に存在するモノ・サービスの価格は月日の経過と共に上昇することが多いです。
別荘の価格や、ホテルの宿泊費も同じです。
いま(2022年)よりも未来たとえば47年後の2049年は平均的な宿泊費用が上がっている可能性が高いです。
けど、もし2022年にNOT A HOTEL NFTを購入すれば、47年間同じ価格で毎年別荘に宿泊できます。
かりに125万円のMEMBERSHIP Sを購入したとします。
125万円÷47年=1年あたり約2.7万円
こんな感じで、1年あたり2.7万円のコストが発生する計算です。
「けっこう高いな・・・」
こんな風に思う方もいると思いますが、NOT A HOTELの別荘はどれも100平方メートル以上の広い物件ばかりで、家族旅行でも泊まれます。
もし4人家族で別荘に泊まったとしたら、一人当たり6,000円ちょっとです。
100平方メートル以上の広さがある高級旅館やホテルに泊まると、一泊あたり10万円以上かかるのが普通です。
普通のホテルや旅館ですら一泊すれば一人あたり1万円近くかかることもあります。
よって、1年あたり2.7万円というこの価格は「超激安」と言っていいくらいです。
しかもインフレ(値上がり)関係なく、一度買えばこの価格で毎年利用できます。
しかも泊まれるのは広くて綺麗、そして新しい別荘。
いやらしい話ですが、お金で考えると、NOT A HOTEL NFTの魅力は凄まじいものがあります。
毎年新しい別荘に泊まれる可能性がある
別荘を買ったら毎年同じ場所、同じ別荘に泊まるのが普通です。
これは悪いことではありませんが、毎年新鮮さは失われていきます。
それに、別荘は建物なので経年劣化してきます。
つまりどんどん古くなり、傷んでいきます。
でも、NOT A HOTEL NFTで別荘に住む権利を買ったら、毎年新しい別荘に泊まれる可能性があります。
NOT A HOTELは新築した別荘を販売していくサービスです。
なので、日本中に新しい別荘をどんどん作る計画を立てています。
2022年6月の計画では
今決まってるだけでも6カ所、今後2025年度までに30箇所つくっていこうというのが今の目標です。
このように濱渦伸次さんのnoteには書かれています
NOT A HOTELのHPを見る限り、2022年7月の段階で拠点数は9箇所。
これがむこう3年で30箇所に拡大する計画です。
ということは、平均すると1年あたり7箇所で拠点が増えていきます。
NOT A HOTEL NFTの所有者が1年に泊まれる拠点数は基本的には1箇所です。
なのにNOT A HOTELは年間で7拠点増やすということは、NFTの所有者は毎年新しい拠点に泊まれる可能性がある、ということです。
しかも、繰り返しになりますが支払う金額は毎年同じです。
同じ金額なのに、新しい別荘に泊まれる可能性がある。
もちろん新しい別荘に泊まれない可能性もありますが、可能性があるのは大きなメリットだと言えます。
そして、NOT A HOTEL NFTは毎年違う別荘に泊まれる確率が高いサービスです。
ということは、毎年のように新築の別荘に泊まれる可能性があるのです。
NFTは二次流通市場で売却できる
ここまで読んで
「NFTに魅力はあるけど、もし急な用事や病気で行けなくなったらお金が無駄になるな・・・」
と考えた人は多いと思います。
急な用事等で別荘に泊まれなくなったときは、その年に届いた鍵を二次流通市場で販売することができます。
これにより、たとえば2023年の鍵だけを売って、2024年は自分で別荘に泊まる、ということが可能になります。
このようなことができるのは、NOT A HOTEL NFTはNFTを活用したサービスだからです。
NFTは複製できないオリジナルのデジタルアイテムです。
なので、他者に販売などをして譲渡するのが簡単です。
NFTには「NFTマーケットプレイス」という、世界中の人々にNFTを販売できる二次流通がたくさんあります。
もしNFTを販売するなら
- NFTマーケットプレイスではシェアがナンバーワン
- 日本人も多く、海外ユーザーも多い
などの特徴があるOpensea(オープンシー)がおすすめです。
・Opensea
https://opensea.io/
Openseaを利用すれば、NOT A HOTEL NFTの
- メンバーシップそのものの権利(47年分)
- 鍵(宿泊券)だけ(1日だけ)
この両方とも売れます。
NOT A HOTEL NFTへの評価しだいでは、買った値段よりも高く売れる、なんてこともありえます。
なので、NFTマーケットプレイスを上手に使うことはとても大事なことです。
NOT A HOTEL NFTのデメリット
NOT A HOTEL NFTのデメリットも紹介します。
けれど、デメリットに関してはメリットの裏返しみたいなものばかりです。
なので簡単な紹介程度にどめておきます
デフレで平均的な宿泊費用が下がっても同じ価格
基本的にモノ・サービスの価格はインフレにより上がりますが、デフレが起きる可能性もあります。
もし極端なデフレが起きたとき、2022年の貨幣価値で購入したNFTは未来の平均的な宿泊価格よりも割高になってしまうかもしれません。
NOT A HOTELが拡大するとは限らない
NOT A HOTELが毎年拠点数を増やしていけな、毎年新しい別荘に泊まれる可能性があります。
けれど、もし拠点数が増えなかったら同じ別荘に泊まることになります。
さらに言うと、NOT A HOTELがいち企業なので事業が停止したり倒産するリスクはゼロではありません。
もしNOT A HOTELが倒産したら所有しているNFTの価値が0円になることもありえます。
このようなリスクもあることは頭に入れておきましょう。
二次流通市場で確実にNFTが売れる訳ではない
NFTを購入する人にとって、二次流通市場で販売可能というのはとても魅力的な話です。
でも、必ずしも二次流通市場で売れるとは限りません。
誰も買ってくれないこともあり得ます。
もし買ってくれたとしても大幅に買値よりも下がってしまうこともあり得ます。
それに、もし販売できても手数料がかかります(2.5%)。
絶対に売れる訳ではないということを理解しておきましょう。
宿泊日が自分では決められない
すでに紹介しましたが、NOT A HOTEL NFTでは初回の宿泊日を決められません。
これはドキドキできる仕組みですが、現実的なことを考えるとデメリットです。
引用・脚注
↑1 | 熱海市:別荘等所有者 アンケート調査報告書 |
---|---|
↑2 | NEWS PICK:【仕組み解説】NOT A HOTELの本質は「新しいサブリース」 |
↑3 | コインチェック:コインチェック、NOT A HOTELとNFT分野における協業を開始 |