Somnium SpaceのCEOであるアルトゥール・シチョフ氏はVICEのインタビューで野心的な計画を明らかにしました[1]VICE:Metaverse Company to Offer Immortality Through ‘Live Forever’ Mode。
そのサービスは「Live Forever(ライブ・フォーエバー)」と呼ばれています。
Live Foreverとは「永遠に生きる」という意味ですね。
Live Foreverの仕組みを簡単に説明します。
Somnium SpaceのLive Foreverは有料のサービスで、2022年中にサービスを開始する予定です。
Live Foreverの利用者は料金をSomnium Spaceに支払い、Somnium Space上での自分の行動・発言をデータ収集します。
収集したデータはAIが分析し、Live Foreverの利用者と同じような発言・行動をするアバターを作ります。
メタバース上で動くアバターとはいえ、利用者のデジタルツインが作られるのです。
Live Foreverはどのような目的で利用されるのでしょうか。
これについては、アルトゥール・シチョフ氏がLive Foreverのサービスを思いついたきっかけがヒントになります。
アルトゥール・シチョフ氏の父親は5年前に癌になり、医師から余命は数年と宣告されました[2]VICE:Metaverse Company to Offer Immortality Through ‘Live Forever’ Mode。
このとき、アルトゥール・シチョフ氏は自身の幼いお子さんは祖父との思い出があまり無いまま大きくなってしまうのだ、と悲しい思いをしたそうです。
それで、祖父が亡くなった後でも子供が祖父とコミュニケーションできるサービスとしてLive Foreverを思いついたのです。
まるでSF小説のような話です。
けれど、もしこのサービスを実現したらが家族・恋人・友人が亡くなった後も会話することができます。
まさに「Live Forever(永遠に生きる)」です。
じっさいのところ、このようなサービスが本当に実現できるかはわかりません。
ただLive Foreverのサービス案などを見ても、Somnium SpaceはThe SandboxやDecentralandなどとは明らかに方向性が違うメタバースです。
Live Foreverがはじまったとき、どのようなサービスになっているか
そのとき、世間はどのように反応するのか。
サービス開始が楽しみですね。
引用・脚注
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