メタバースの中に登校し、アバター姿で学んだり、友人と遊べる学校が2023年4月に開講します。
学校の名前は「MEキャンパス」。
この学校では将来の巨大市場だと言われている、メタバース業界に就職するのに必要なスキルを学べます。
学校を運営するのは、大阪ガスなどから出資[1]PR TIME:メタバース領域で事業を展開するBrave groupが、事業拡大及びグローバル展開を見据え13.7億円の資金調達を実施。累計調達額は23億円に。されている株式会社Brave groupの子会社。
通信制高校とも提携しており[2]提携してるのは山口県にある松陰高等学校です、3年間学ぶコースを卒業したら高卒資格の取得が可能です。
ここ数年、子供たちの進路の選択肢が以前よりも増えつつあります。
その進路のひとつに、新たにメタバースが加わろうとしています。
MEキャンパスがどんな学校なのかを解説します。
MEキャンパスとは?特徴を解説
MEキャンパスはメタバースの中に登校し、メタバース関連の仕事に就職するのに必要なスキルを学べる学校です。
開講は2023年4月を予定しており、説明会の受付はすでに開始しています。
・MEキャンパス公式サイト
https://mecampus.org/
コンサル会社のマッキンゼーは、メタバースの市場規模は2030年には5兆ドル(約750兆円)に達すると試算しています[3]McKinsey & Company:https://www.mckinsey.com/business-functions/growth-marketing-and-sales/our-insights/value-creation-in-the-metaverse。
MEキャンパスで学べば、未来の巨大市場で働くために必要なスキルを身につけられます。
学べるスキルは
- ゲーム業界
- 映像・アニメ業界
などでも活用できる、いわゆる「つぶしが効く」スキルでもあります。
MEキャンパスには
- アバターで学び、遊べる
- メタバース関連スキルが習得できる
などの特徴がありますが、これだけではありません。
他にも、以下の3つの特徴があります。
- 多様性がある環境で学校生活を過ごせる
- 自分のペースで好きな場所から学べる
- ゲーム的に楽しく学びながらスキルを習得できる
それぞれ解説します。
多様性がある環境で学校生活を過ごせる
MEキャンパスではアバターで学び、他の生徒ともアバターで交流します。
アバターに関しては、生徒が好きなアバターを自分で選べます。
この仕組みにより、生徒は
- 年齢
- 性別
- 外見・容姿
などを気にしないで学校生活を送れます。
これは、ほかの同級生よりも年上だったり、外見にコンプレックスがあるお子さんにとっては嬉しい仕組みだと思います。
そして、もし3年間学べる「通信制高校同時入学コース」を卒業したら、高卒の資格を得られます。
自分のペースで好きな場所から学べる
好きな時、好きな場所から学べるのも大きな特徴です。
MEキャンパスでは
- Windowsのパソコン
- インターネット環境
があれば、どこからでも学ぶことができます。
もちろん自宅からでもOK。
学校はメタバース内なので、パソコンを起動すればすぐ登校できます。
※Macでも学べますが、教材の関係でMEキャンパスはWindowsが推奨されています
学べる内容については
- 講義
- 演習
- 動画教材
などがあり、動画教材の場合は好きな時間に学べます。
なので、普通の学校よりも学習タイミングの自由度はかなり高くなります。
ゲームを遊ぶみたいに楽しみながらスキルを習得できる
最後に紹介する特徴は
「ゲームを遊ぶみたいに楽しみながらスキルを習得できる」
です。
MEキャンパスはカリキュラムに「ゲーミフィケーション」を導入しています。
たとえば
- スキルツリー(学んだスキル、これから学ぶスキルが視覚的にわかる仕組み)
- クエスト(ゲーム風に指示されるタスクのこと)
などですね。
これらのゲーム的な仕組みを導入しているので、生徒は楽しみながらスキルを習得できます。
とくに、ゲーム好きなお子さんには向いているかもしれません。
コースは2つあり、その中から専攻を選ぶ
次はコースについて説明します。
MEキャンパスには、以下の2つのコースがあります。
- 1年間学ぶ「誰でも入学コース」
- 3年間学ぶ「通信制同時入学コース」
それぞれ解説します。
1年間学ぶ「誰でも入学コース」
1年間のコースでは、以下の3つの中から専攻を決めます。
- メタバースプロダクション専攻
- メタバースCG専攻
- メタバースプログラミング専攻
それぞれの詳しい内容は公式サイトをご覧ください。
ここでは
- それぞれの専攻がどんな人に向くか
- 現状の求人状況はどうか
などについて解説します。
メタバースプロダクション専攻はアート寄りの仕事をしたい人に向いています。
たとえばチームラボが発表しているような、AR(拡張現実)技術を使った空間演出などですね。
ただ、他の2種類の専攻と比べると求人の数はかなり少ないです。
下の動画はチームラボの作品です。
どんなスキルを学ぶのか、イメージしやすくなるのでご覧ください。
メタバースCG専攻は、メタバースやゲームに関連した3DのCGデザイナーになりたい人に向いています。
具体例を挙げると、メタバース内で使えるデジタルアイテムや建築物などを作れるようになります。
これらのアイテムはNFTとして販売も可能です。
もちろん、学んだスキルはアニメや映画業界などでも活用できます。
需要に関しては高めで、フリーランスで活躍することもできます。
メタバースプログラミング専攻は、いわゆるエンジニア職を希望する人に向いています。
メタバースだけでなく、ゲーム業界などからも需要が高いスキルを学べます。
おそらく、メインで学ぶのはUnity(ユニティ)のスキルです。
Unityは「ゲームエンジン」と呼ばれるソフトウェアの一種。
「ポケモンGo」や「ウマ娘」の開発でも使われており、Unityエンジニアの需要は世界的に高いです。
3年間学ぶ「通信制同時入学コース」
3年間学ぶコースは、正式には
「メタバースクリエイター 通信制同時入学コース(3年間)」
という名称です。
1年間のコースと比較すると
- 高卒資格が取得できる
- より深く、広い範囲を学べる
などのメリットがあります。
1・2年次はメタバースクリエイターとして必要なスキルの基礎を学びます。
3年次には1年のコースと同じく以下の3つの中から専攻を決め、専門的なスキルを身につけます。
- メタバースプロダクション専攻
- メタバースCG専攻
- メタバースプログラミング専攻
進学や就職をサポートする仕組みもあるので、進路に関して相談可能です。
説明会予約・資料請求の方法
ここまで読んで、興味を持った方はMEキャンパスの説明会に参加してください。
すでに説明会は定期的に開催しています。
「説明会に参加する前に、まずは資料を確認したい」
という方は資料請求もできます。
- 説明会予約
- 資料請求
は下のリンク先から可能です。
引用・脚注
↑1 | PR TIME:メタバース領域で事業を展開するBrave groupが、事業拡大及びグローバル展開を見据え13.7億円の資金調達を実施。累計調達額は23億円に。 |
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↑2 | 提携してるのは山口県にある松陰高等学校です |
↑3 | McKinsey & Company:https://www.mckinsey.com/business-functions/growth-marketing-and-sales/our-insights/value-creation-in-the-metaverse |