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MATRIXがメタバースのワールドを自動生成するAIを開発中

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株式会社MATRIXは自社サービス向けに、メタバースワールドを自動生成するAIを開発しています。
MATRIXが開発中の自動生成AIの使い方や、メタバースのワールドクリエイターへの影響を解説します。

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開発しているのはどんなAIなのか

まずは、株式会社MATRIXが開発しているAIの様子を見てみましょう。
AIがワールドを自動生成する動画が公開されています。

下の動画は音声でプロンプトを入力した後に、ワールドが自動生成される様子です。
※「プロンプト」とはAIに対して指示する言葉のことです

もうひとつ。
下の動画は自動生成されたワールド内を移動する様子です。

株式会社MATRIXの親会社である株式会社メタリアルの決算資料によると、ワールドの自動生成機能は2023年の秋に実装予定。

今のところ欠点として

  • 一つのワールド生成に約60秒かかる
  • 画質の高精細化ができない

などがあるそうです[1]株式会社メタリアル:MATRIX、AIによるメタバースワールド生成に成功。プロトタイプ動画公開
これらは来年にはかなり改善されるはずです。

自動生成AIはどんな風に使える?

この自動生成AIは株式会社MATRIXが運営する
どこでもドア
というサービスで利用可能です。

どこでもドア公式サイト画像

どこでもドア公式サイト画像

どこでもドアはインフルエンサーなどが、さまざまな目的でメタバースを活用できるサービスです。

具体的には自分のフォロワーや友達をメタバース空間に呼び

  • 入場課金
  • メタバース内広告
  • メタバース内コマース

などの経済活動が可能になります。

どこでもドアで自分のワールドを作るとき、自動生成AIが活躍します。
AIにより、ゼロからワールドを作るよりずっと簡単にワールドが作れます。

メタバースのワールドクリエイターへの影響は少ない

最後に、メタバースのワールドクリエイターへの影響について説明します。
結論を先に言うと、株式会社MATRIXが開発しているAIによる悪影響はほとんど無いと思います。

いま現在、ワールドクリエイターの多くは

  • Cluster
  • VRChat

などのメタバースで活動していると思います。
使うソフトウェアは主にUnityですね。

MATRIXのAIは、いまの所どこでもドア以外での用途は説明されていません。
どこでもドア用のワールドを生成しても、そのワールドがUnity等で利用できるかは不明です。

それに、株式会社メタリアルはリアルなメタバース市場を狙っています。
デフォルメされた世界ではなく、より現実世界に近いワールドがメインになるはずです。
ClusterやVRChatの世界とは別の場所を狙っているのですね。

なので、メタバースのワールドクリエイターには今のところ悪い影響はとくに無いと思います。

ただ、いま世界中のAI関連企業がメタバース関連のAI開発に取り組んでいます。
なので、将来的にはワールドを自動生成でき、それがUnity等で活用できるようになると考えるのが普通です。
今のうちから自動生成AIの活用方法を理解し、普及に備えておくべきだと思います。

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