PR

Robloxのデジタルファッションレポートを要約して紹介

スポンサーリンク

Robloxは、パーソンズ美術大学と共同でアメリカ在住のZ世代1,000人に調査を実施。
その結果を
メタバースファッショントレンド2022
というレポートで公開しています。

翻訳ツールをつかいながら読みましたが

  • Z世代の53%は、その日の気分でデジタルファッションを変えている
  • Z世代の42%は、現実よりも仮想空間のファッションの方が大事

などの興味深いデータが公開されている、面白いレポートでした。

この記事では「メタバースファッショントレンド2022」の内容を要約して紹介します。
メタバース関連のビジネスやデザインに興味がある方はぜひ参考にしてください。

サイト管理人 南研吾
サイト管理人 南研吾
Z世代には1996年から2015年に誕生した人が属します。
2022年の段階だと26歳以下の人ですね。
スポンサーリンク

働く人の数はデジタルファッション業界>アメリカのファッション業界

2022年1月から9月までの間、Robloxで

  • アクセサリー

などのデジタルアイテムを製作したクリエイターの数は合計で1,150万人以上。
昨年から25%も増加したそうです。

アメリカのファッション業界で働く人は合計で180万人[1]Rolox:Metaverse Fashion Trends2022
Robloxのデジタルファッションクリエイターの6分の1くらいです。

つまり、デジタルファッション業界で働く人はアメリカのファッション業界で働く人よりも多いのです。

メタバースファッショントレンド2022

ユーザーの94%はアバターをカスタマイズ

Robloxではアバターをカスタマイズできます。
そして、ユーザーの94%は自分のアバターをカスタマイズしています。

一部分をカスタマイズするだけでなく
「たくさんカスタマイズした」
と回答した人は53%。

面白いのは
「たくさんカスタマイズした」
と回答した人の年齢層です。

  • 22~24歳→60%
  • 14~17歳→45%

このように、年齢が上がるとカスタマイズする確率が高くなります。
この背景は変身願望かもしれませんが、単純にデジタルアイテムの購買力が上がるからとも考えられます。

メタバースファッショントレンド2022

Z世代はアバターの身だしなみに気を遣う

Z世代にとってアバターは自分のアイデンティティを表現する大事なものです。
そんなアバターですので、適当に設定していません。
Z世代は現実世界の身だしなみと同じように、アバターの身だしなみにも気を遣っていることがわかりました。

Robloxでは、月間アクティブユーザーの約40%が月に1回以上アバターを変更します。
ただ変えるだけでなく

  • アバターのスキンの色
  • ボディのサイズ
  • ヘアカラー

などを全体に見て、似合うアバターを選んでいるのです。

毎日アバターを変えるユーザーも23%います。
ユーザーたちは、現実世界の服と同じように毎日デジタルファッションを楽しんでいることがわかります。

メタバースファッショントレンド2022

42%は現実よりも仮想空間のファッションの方が大事

アンケート回答者の42%は、現実世界よりもRobloxのようなメタバースで自分を表現することの方が大事だと答えています。
つまり

  • 現実世界
  • 仮想空間

この両方を比べると、仮想空間の方が大事だと考えているのですね。

現実世界と違い仮想空間なら

  • 性別
  • 年齢
  • 身長
  • スキン(肌色)
  • 体型
  • 髪型・髪色
  • 服・アクセサリー

などを自由自在に変えられます。

自由度が圧倒的に高く、より精確に自分を表現できます。
これも、Z世代が仮想空間のほうが大事だと考える理由だと思います。

メタバースファッショントレンド2022

その日の気分でデジタルファッションを選んでいる

アンケートでは

  • 53%がその日の気分や感情によってスタイルを変える
  • 42%がアニメを見て衝動的に新しい商品を試着している

などがわかっています。

さらに、37%がメタバース内の行き先や行動に合わせて着る服を変えています。
24%は一緒に行動するグループに合わせて服を変えています。

つまり、現実世界の服と同じような考えでデジタルファッションを選んでいるのです。

メタバースファッショントレンド2022

4分の3近くがデジタルファッション購入にお金を使っている

調査では、Z世代の4人に3人近くが

  • アクセサリー

などのデジタルアイテムを有料で購入していることがわかっています。

毎月の予算というか、デジタルアイテム購入に使っている金額は以下の通り。

  • 毎月5ドル以下→約31%
  • 毎月10〜20ドル→約30%
  • 毎月50〜100ドル→約12%

4人に1人が、デジタルアイテムを50点以上所有しているとレポートには記載されています。
普通の服と同じように定期的に購入されていることがわかります。

仮想空間の服が現実世界の服に影響を与えている

Z世代の70%は、アバターの服装が現実世界の自分のファッションスタイルに似ていると回答しています。
たいして、Z世代の70%はアバターの服装から現実世界の自分のファッションスタイルのインスピレーションを得ています

メタバース内でよく売れたデジタルアイテムが現実世界でもたくさん売れた、なんて話を聞くことがあります。
理由はこういうことだったのですね。

デジタルファッションデザイナーへの評価は高い

「デジタルファッションデザイナーの仕事は、現実世界のファッションデザイナーと同じか、それ以上に素晴らしい」
と回答はした人が58%以上。

どうやら、Z世代はデジタルファッションデザイナーへの評価が高いようです。
自分たちの大事なアバターを作る人ですから、評価が高くなるのも当然です。

デジタルファッションが身近になると
「デジタルファッションデザイナーになりたい!」
と考える人はどんどん増えそうですね。

引用・脚注

引用・脚注
1 Rolox:Metaverse Fashion Trends2022
タイトルとURLをコピーしました