よく
「Web3プロダクトの成功の鍵はコミュニティだ」
という話を聞きます。
その「コミュニティ」に深く関わり、健全に育てるのがWeb3コミュニティマネージャーの仕事です。
この記事ではWeb3コミュニティマネージャーについて
- どんな職業なのか
- なぜWeb3コミュニティマネージャーが重要なのか
- 具体的な仕事内容
などを解説します。
Web3コミュニティマネージャーはWeb3時代のマーケティング職の一種です。
プログラミングやデザインのスキルがなくても働けます。
「文系だしIT系の仕事の経験は無いけど、Web3関連の仕事をやってみたい」
こんな風に考えている方はぜひ記事を読んでください。
Web3コミュニティマネージャーってどんな職業?
Web3コミュニティマネージャーとは、コミュニティを教育・育成し、最終的にWeb3プロジェクトを成功に導く仕事です。
といってもかなり新しい職業なので、なかなか理解が難しいと思います。
なので、既存の職業でたとえます。
知名度が高い既存の職業でたとえるなら
- ソーシャルメディア運用担当
- PR/広報担当
- ブランドマネージャー
この三つをミックスしたような職業がWeb3コミュニティマネージャーです。
Web3時代の新しいマーケティング職の一種ですね。
けれどWeb3プロジェクトの場合、自社サービスの利用者やファン獲得のためにテレビ等のマスメディアを使うことはほぼありません。
Web3のコミュニティ育成によく使われるのは
などのツールです。
Web3コミュニティマネージャーこれらのツールを活用し、おもに「言葉」で顧客やファンとつながります。
そしてプロジェクトに興味がある人や、顧客・ファンとの関係を築き、サービスのブランドを維持・拡大します。
なぜWeb3コミュニティマネージャーの仕事が重要なのか
「Late Checkout(レイト・チェックアウト)」
というサービスを運営し、Web3界隈のインフルエンサーでもあるGreg Isenberg氏はTwitterで以下のように語っています。
Web3のコミュニティ・マネージャーとデザイナーが不足しています。
私が初めてシリコンバレーに来たとき、誰もが「グロースハッカー」を雇いたがった。
今は誰もがコミュニティ・デザイナー/マネージャーを雇いたがっているが、人が足りていません。
(英語→日本語への翻訳は管理人)
こんな風に、誰もが(Web3)コミュニティマネージャーを雇おうとしているのには理由があります。
それは、Web3ではサービスではなくコミュニティの方が先に作られるからです。
Web1・2に分類されるサービスでは、サービスが公開されてからユーザーやファンが増えるのが普通です。
でも、Web3は違います。
サービスよりも先にプロジェクトを構成するチーム(メンバー)と、計画を記したホワイトペーパーが公開されます。
つまり、公開時にわかるのは
- どんな人たちが
- どんな事を、いつまでにするのか
です。
「計画」からスタートするのです。
(上手くいけば)この計画からコミュニティが形成されはじめます。
人数が多く、熱狂的なファンが多いコミュニティが形成されたら、そのプロジェクトは
- 多数のフォロワー
- 多数のホワイトリスト登録者
などを手に入れ、かなり良い環境でプロジェクトを準備・リリースできます。
金銭的な話をすると、もしコミュニティが順調に育っていれば
- NFTが販売しやすい
- 仮想通貨(暗号資産)が売れやすい
という大きなメリットがあります。
これは、Web3のプロジェクトにとってはとても大きなことです。
だから、Web3コミュニティマネージャーは重要な役割を担っていると言えます。
具体的な仕事内容
Web3コミュニティマネージャーの具体的な仕事内容を紹介します。
ただ、所属する組織や企業によってかなり仕事内容が違うので、列挙するにとどめます。
ざっと挙げると、Web3コミュニティマネージャーには以下のようなタスクがあります。
Web3のサービスの場合、世界中の人が集まりコミュニティができることが多いです。
海外ユーザーからの相談などで勤務時間外でも仕事しなくてはならない、という状況も起こり得ます。
よって、もし1人しかWeb3コミュニティマネージャーがいない場合、仕事内容はかなりハードなものになる可能性があります。
働き方・所属する企業や組織はどうなる?
最後にWeb3コミュニティマネージャーの働き方をかんたんに紹介します。
結論から言うと、働き方は
このどれかになる事が多いです。
参加するプロジェクトは
- メタバース
- Play-to-Earnのブロックチェーンゲーム(Gamefi)
- 仮想通貨(暗号資産)
などが多くなります。
リモート勤務が多く、さらには国内・海外あまり関係無いこともあり、さまざまな働き方ができます。
興味がある方は求人情報サイトやSNS等で探してみるのがおすすめです。