この記事は
「未経験からメタバース業界に転職するのに必要なスキルは何?」
「今の自分のスキルだと、どの職種ならメタバース業界に入れるんだろう?」
こんな疑問や悩みを持つ人向けです。
具体的には
- メタバース業界の将来性
- メタバース業界の職種一覧&必要なスキル
- 未経験から転職したい人におすすめの勉強方法
などを解説します。
転職する時におすすめの転職サイト・転職エージェントも紹介します。
メタバース業界は未経験でも歓迎してくれる業界です。
以下のサービスを使い、転職を成功させてください。
メタバース関連の求人数が多い転職サービスのトップ3です。
※件数は2023年1月4日に調査
- 1位:Green(798件)
- 2位:リクルートエージェント(617件)
- 3位:ビズリーチ(552件)
メタバース業界とは?将来性は?
まずはじめに
- メタバース業界そのもの
- メタバース業界の将来性や市場規模
などについて説明します。
メタバース業界ってどんな業界?
メタバース業界について説明します。
じつは「メタバース」という言葉に明確は定義はありません。
たくさんの人がそれらしい定義を作っていますが、どれも定着していません。
けれど、かなりざっくりとした定義はあります。
今のところ
- 3Dのインターネット空間
- 3Dのゲーム空間
などがメタバースと言われています。
なので、メタバース業界とは
「3D技術を活用したネット・ゲーム業界」
こんな風に考えれば良いと思います。
要は
- 3D業界
- インターネット業界
- ゲーム業界
この3つの業界が重なった部分が「メタバース業界」だろう、ということですね。
メタバース業界の将来性や市場規模
メタバース業界の将来性や市場規模を説明します。
世界中の大手コンサル会社は、メタバース市場の将来性を高く評価しています。
- マッキンゼー→2030年のメタバースの市場規模は5兆ドル(約750兆円)[1]McKinsey & Company:https://www.mckinsey.com/business-functions/growth-marketing-and-sales/our-insights/value-creation-in-the-metaverse
- ゴールドマン・サックス→市場規模は8兆ドル(約1,200兆円)まで成長する可能性がある[2]Goldman Sachs:Understanding the Metaverse and Web 3.0
- ガートナー→2026年までに25%の人がメタバースで1日1時間以上過ごす[3]Gartner:Gartner Predicts 25% of People Will Spend At Least One Hour Per Day in the Metaverse by 2026
矢野経済研究所は、2021年度の日本国内のメタバース市場を744億円と算出[4]矢野経済研究所:メタバースの国内市場動向調査を実施(2022年)。
これが、2026年までに約1兆円になると予測しています。
5年間で約13倍に成長する計算です。
メタバースが定義されてないのに、数字をどう算出したかについては疑問が残ります。
とはいえ、各社が予測した数字を見ると将来性が低いということは無さそうです。
市場規模が大きいので、様々な産業でメタバースは活用されます。
具体的には、まずゲームでの活用が進んでいます。
Robloxというメタバースゲームは、1日あたり約5,900万人が遊んでいます[5]Roblox:ROBLOX REPORTS THIRD QUARTER 2022 FINANCIAL RESULTS。
フォートナイトというゲームでは、月間アクティブユーザー数はピーク時で6,200万人を超えます[6]Epic Games:2021年のEpic Games Storeの総括。
このように、ゲーム業界はすでにメタバースを導入して大成功しています。
そして、今後は
- ショッピング
- 学習・教育
- 広告
- 製造業
- 医療
などをはじめとした、ひろい分野でメタバースが活用されると予測されています。
Nikeやソニーなどの大企業もメタバースに参入したり、サービスを導入しています[7]Business Insider:それでもナイキはメタバースへ突き進む…バーチャルグッズのオンラインストアを開設[8]朝日新聞:人の動き、アバターが連動 「メタバース」向けセンサー ソニー。
メタバース業界の将来性は「かなり有望」と考えて良いのではないでしょうか。
未経験でもメタバース業界は転職可能?
つぎはメタバース業界未経験者向けの情報です。
ここでは以下の3つを解説します。
- 未経験者でもメタバース業界に転職できるのか?
- メタバース業界に向いている人の特徴
- メタバース業界に転職するメリット・デメリット
① 未経験者でもメタバース業界に転職できるのか?
はじめに
「メタバース業界は業界未経験者でも転職できるのか?」
この問題について説明します。
結論から言うと
「業界未経験者でも大歓迎」
です。
けれど、仕事をこなすのに必要なスキルもしくは経験は求められます。
そもそもメタバース業界は歴史が浅く、業界経験者はとても少ないです。
さらに
- メタバースへの強い興味・関心
- スキル・経験
- やる気
などを持つ人材の需要は高いので、業界未経験でも転職は可能です。
人気メタバース「cluster(クラスター)」を運営するクラスター株式会社は、エンジニア職の社員に
「クラスターに入社する直前に働いていた業界は?」
というアンケートをとっています[9]cluster公式note:メタバースを支えるエンジニアの生態について/iOSDC2022登壇レポート
。
下のグラフはその結果です。
ご覧の通り、メタバース業界出身者はいません。
業界に入ってくる人のほとんどが未経験者なのです。
メタバース業界での経験が無いからといって、何も気にする必要はありません。
もちろん、文系出身の人だって歓迎してもらえます。
② メタバース業界に向いている人の特徴
2番目は
「メタバース業界に向いている人の特徴」
これを解説します。
以下のすべてに該当する人は、メタバース業界に向いていると思います。
- メタバースに興味・関心がある人
- 業界の変化に一喜一憂しない人
- 変化に柔軟に対応できる人
- 新しいことが好きな人
メタバースへの興味・関心は大前提。
大事なのは業界の変化に一喜一憂せず、変化に柔軟に対応することです。
新しい業界・市場は変化が激しいです。
かなり昔ならガラケー業界。
最近なら暗号資産(仮想通貨)業界が代表例ですね。
メタバースはとても新しい業界です。
いろいろな出来事で業界への注目度がアップダウンします。
メディアから褒められることもあれば、批判されることもあります。
どんどん新しい変化が起き、対応できない会社や人は淘汰されていきます。
いろんな出来事に惑わされず、変化に対応できる人はメタバース業界に向いていると思います。
③ メタバース業界に転職するメリット・デメリット
つぎは「メタバース業界に転職するメリット・デメリット」を解説します。
メリットは以下の3つ。
- 経験を積めば類似業界に転職しやすい
- 将来性が高い成長市場で働ける
- 3D関連の新しい技術・事例を学べる
とくに大きいのは、メタバース業界で2〜3年経験を積めば
- ゲーム
- IT
- WEB
などの類似業界に転職しやすくなる点です。
もちろん、メタバース業界内の別企業への転職も可能です。
デメリットとしては
「メタバース業界が急に盛り下がるかもしれない」
これがあります。
ただ、この確率は低いのではないかと思っています。
メタバース業界の代表的な職種一覧
メタバース業界の代表的な職種を一覧で紹介します。
ざっくり分けると、求人数が多い職種は以下の4つです。
- エンジニア職
- デザイナー職
- ディレクター職
- 営業・マーケティング職
このうち3つは、さらに細かく分けられます。
下の図で職種を確認してください。
ここで紹介したのは代表的な職種だけです。
他にも人事や財務・会計さらにはライターなど、様々な職種で人材募集があります。
もちろん、役員・責任者などハイクラス系の募集もあります。
さらに、今後メタバース業界では
- メタバース建築家
- アバターデザイナー
- MUXデザイナー(メタバース・ユーザー・エクスペリエンス・デザイナー)
- メタバース警備員・警察官
などをはじめとした、新しい職種が続々と誕生するはずです。
持っているスキルや好奇心を活かせる職種はどんどん増えるでしょう。
【職種別】転職するのに必要なスキル・経験
さきほど、メタバース業界の代表的な職種一覧を紹介しました。
ここからは転職時に必要になる
- スキル
- 経験
を職種別で解説します。
ここでは企業からの求人数が多い、つまりニーズが高い
- メタバースエンジニア
- メタバースデザイナー
- UI/UXデザイナー
- 開発ディレクター
- 営業(セールス)
などの職種に絞って解説します。
求められるのはスキルもしくは経験です。
① メタバースエンジニアの最重要スキルはUnity
メタバースエンジニアになるのに必要なスキル・経験を紹介します。
結論を先にお伝えすると、ポイントになるのは
- Unity(ユニティ)
- C#
- チーム開発
この3つのスキル・経験です。
この中でもっとも重要なのはゲームエンジンのUnity。
メタバース開発ではUnityは欠かせません。
メタバースエンジニア≒Unityエンジニア
と言っても良いくらいです。
UnityではスクリプトをC#で記述します。
Unityに熟練すればC#も使えるようになるので、Unityのスキルはとても大事です。
メタバースの開発は大規模になりがちです。
だから、チーム開発の経験も重要です。
チーム開発するときはGit(ギット)などのバージョン管理ツールを使います。
なので
- チーム開発
- バージョン管理ツール
この2つの経験もあると転職時に有利です。
② メタバースデザイナーに必要なのは3DCGソフトの経験
次はメタバースデザイナーです。
メタバースデザイナーへの転職時に「必須スキル・経験」として求められるのは
- 3DCGソフトのスキル
- デザイナーとしての数年間の実務経験
などです。
メタバースデザイナー≒3DCGデザイナー
ということですね。
デザイナーの場合、実務経験がなくても応募できる
- 趣味で学んだだけでもOK
- 実務経験が無くてもアウトプット(作品)があればOK
などの求人もあります。
けれど数は少なめで、基本的には実務経験が重要視されます。
3DCGソフトについては
- Maya(マヤ)
- Blender(ブレンダー)
この2つのどちらかを求める企業が多いです。
今のところはMayaを求める企業の方が多いですね。
数は多くないですが「必須スキル・経験」にゲームエンジンの経験を求める企業もあります。
ゲームエンジンは「歓迎スキル・経験」としても高い確率で掲載されています。
もし3DCGのスキル・経験がすでにあるなら、ゲームエンジンも使えると就職・転職成功確率が上がるはずです。
おすすめのゲームエンジンはUnity(ユニティ)。
これは、単純にUnityがメタバース業界ではシェアが高いからです。
③ UI/UXデザイナーは実務経験が求められる
意外かもしれませんが、メタバース業界ではUI/UXデザイナーの募集も多いです。
WEBデザイナーなど2Dデザイナーの需要も高いのですね。
UI/UXデザイナーの場合、求められるスキル・経験は
- UI/UXデザイナーとしての実務経験
- デザインソフトを使った実務経験
この2つが多いです。
デザインソフトは
- Illustrator
- Photoshop
など、Adobe製品であることがほとんど。
「歓迎スキル・経験」として最近よく見かけるのは
Figma(フィグマ)
です。
約3兆円という価格でAdobeに買収されたことで話題になったデザインツールですね[10]CodeZine:Adobe、デザインツールのFigmaを200億ドルで買収へ。
Figmaが使えると、応募できる企業の幅が広がるはずです。
他だと
- ゲームエンジン(特にUnity)
- 3DCGツール(Maya、Blenderなど)
などの定番ツールを「歓迎スキル・経験」として設定している企業が多いです。
メタバースではUI/UXはとても重要です。
なので、もしUI/UXデザイナーが3DCGにも強ければ、とても貴重な人材になれると思います。
④ メタバース開発のディレクターは経験が必須
メタバース開発のディレクターになるのに必要なスキル・経験を紹介します。
ディレクターに必須なのは
「ディレクション・マネジメント経験」
です。
これはディレクター職の求人でほぼ100%求められます。
あとは、企業によっては3D系のスキル(Unity・3DCGデザイン)ですね。
「歓迎スキル・経験」については、あまり傾向らしいものはありません。
それでも
- チームマネジメント経験
- ゲーム開発に携わった経験
- 英語力
などがあれば、転職時のアピール材料になるはずです。
⑤ 営業・販売に関わるセールス職はBtoBの経験が重要
メタバース企業にも営業職は必要です。
とくにメタバースをMaaS(メタバース・アズ・ア・サービス)として販売する企業では、営業職の求人は多いです。
なので、数年間にわたる法人営業の実務経験があれば営業職への転職は難しくありません。
メタバースの場合、基本的にはBtoBの営業が多いからです。
法人営業はあらゆる業界に存在する職種です。
未経験からメタバース業界にもっとも転職しやすいのは営業職かもしれません。
まだ各社開発中ですが、将来的にはメタバース広告が注目される時代もくるはずです。
このとき、広告代理店やレップなどで広告枠の開発・販売経験がある人の需要はきっと高くなります。
ネット広告大手のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムはメタバース広告事業開発リーダーを募集していたりもします。
今後、メタバース広告関連の営業職の求人は活発になりそうです。
業界経験がなくても転職しやすい職種は?
業界経験がなくても転職しやすい職種について解説します。
ここまで説明した内容と被る部分もありますが
- Unityエンジニア
- Unreal Engineエンジニア
- 3DCGデザイナー
- UI/UXデザイナー
などは、スキル・経験があればメタバース業界に転職しやすい職種です。
未経験者は、営業やマーケティング・企画などの職種も狙い目です。
メタバース業界はどちらかと言えば技術系のイメージが強いと思います。
けれど、すでに説明したように
- 営業
- マーケティング・企画
- 広報・PR
- 管理部門
などで働く人材も必要で、求人も普通に出てます。
これらの職種では、入社時にメタバースの深い知識や、高いデジタル系スキルを求める企業は少ないです。
なので
- メタバースとは無関係の業界にいる
- 文系出身
などに該当する未経験者は、これらの職種が狙い目です。
これらの仕事はビジネス成功の鍵をにぎる重要な仕事です。
それなのに、メタバース業界に多い開発・制作などが得意な人材が苦手としがちな領域です。
なので、これらの職種に関するスキル・経験があれば歓迎されることもあり得ます。
経験ゼロ、スキル・知識ゼロの場合はこの方法がおすすめです。
メタバース業界に転職するのにおすすめの転職サイト・転職エージェント
メタバース業界に転職したい時におすすめの転職サービスを紹介します。
メタバース業界に転職するときは、関連求人数が多い
- 転職サイト
- 転職エージェント
を利用しましょう。
転職エージェントは、すでに転職に必要なスキルや経験がある人向けです。
メタバース関連の求人数が多いサービスは以下の3つです。
※件数は2023年1月4日に調査
- 1位:Green(798件)
- 2位:リクルートエージェント(617件)
- 3位:ビズリーチ(552件)
ランキングの1〜5位を紹介
ここからはランキング上位に入ったサービスを、説明を加えながら順番に紹介していきます。
- 転職サイト
- 転職エージェント
は分けずに、求人数が多いサービスからまとめて紹介します。
もし気になる転職サービスがあったら求人をチェックしてください。
基本的には
「すぐ転職したい」
「どうしてもメタバース関連の仕事がしたい」
という人は転職エージェント機能があるサービスがおすすめで
「マイペースでメタバースの仕事をさがしたい」
「メタバース関連でじっさいにどんな求人があるかを知りたい」
という人は転職サイトの利用がおすすめです。
1位:Green
Greenは2006年から運営されている
- IT・WEB系
- デザイン・クリエイティブ系
などに強い転職情報サイトです。
メタバース関連の求人は多いですが、メタバースと近い
- ゲーム
- AR(拡張現実)
- VR(仮想現実)
- Web3
などの分野の求人が多いのも魅力です。
Greenに転職エージェントはいません。
Greenは自分で求人を探して応募するタイプのサイトです。
なのでエージェントに催促されたりせずマイペースで仕事を探せます。
でもスカウト機能はあります。
まずは登録だけして、自分にどれだけのスカウトがくるのかを確認する。
こんな使い方も可能です。
Green基本情報 | |
---|---|
メタバース関連求人数 | 798件 |
求人応募方法 | 自分で求人を探して応募 |
運営会社 | 株式会社アトラエ |
公式サイトURL | https://www.green-japan.com/ |
2位:リクルートエージェント
リクルートエージェントは言わずと知れた日本トップクラスの転職エージェントです。
公開されているメタバース関連の案件数は617件。
非公開求人も多いので、実際はもっと多くの求人から仕事を探せます。
ただし、仕事に応募するにはエージェントとの面談が必須となります。
もし会員登録したらエージェントから
「メタバース以外の案件もどうですか?」
と聞かれるかもしれません。
もしメタバース案件のみに応募したいなら
「メタバース案件のみでお願いします」
ときっぱり断りましょう。
リクルートエージェント基本情報 | |
---|---|
メタバース関連求人数 | 617件 |
求人応募方法 | 転職エージェントを経由して応募 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイトURL | https://www.r-agent.com/ |
3位:ビズリーチ
印象的なCMで有名なビズリーチ。
ビズリーチは
- 年収600万円以上の高収入の仕事を見つけたい
- すでにIT・ネットやゲーム業界の経験があり、スキルに自信がある
- メタバース企業の幹部や幹部候補として働きたい
などに該当する方に向く転職サービスです。
ビズリーチでは
- 自分で求人を探し、応募
- 転職エージェント・ヘッドハンター経由で応募
この二つの方法で仕事に応募できます。
ただし、ビズリーチの有料会員にならないとヘッドハンターに相談できません。
「お金を払ってもいいから、ハイクラスの仕事に就きたい」
という方には向きますが
「自分がどれくらい転職市場から評価されるかを確かめたい」
という方には向きません。
スキルがあり、ハイクラスの仕事を本気で見つけたい方のみにおすすめできるサービスです。
ビズリーチ基本情報 | |
---|---|
メタバース関連求人数 | 552件 |
求人応募方法 | 自分で応募、エージェント・ヘッドハンター経由どちらも可能 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公式サイトURL | https://www.bizreach.jp/ |
4位:AMBI
AMBIは20代で、ハイクラスな仕事への転職を希望する方向けの転職サービスです。
求人への応募は
- 自分から
- ヘッドハンター・エージェント経由
このどちらからでも応募可能です。
AMBIはビズリーチと似ていますが、無料で使えます。
ですが、ハイクラス向けなので年収400万円以上の人しか登録できません。
もし年収が400万円未満でメタバース関連の仕事を探したいなら、他の転職サービスを利用してください。
おすすめはこのあとに紹介するdodaや、すでに紹介済のGreenです。
AMBI基本情報 | |
---|---|
メタバース関連求人数 | 401件 |
求人応募方法 | 自分で応募、ヘッドハンター・エージェント経由どちらも可能 |
運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
公式サイトURL | https://en-ambi.com/ |
5位:doda
dodaはパーソルキャリア株式会社が運営する転職サービスです。
求人への応募は
- 自分から
- エージェント経由
このどちらからでも応募可能です。
ふつう、転職エージェントは3ヶ月しか使えないなど、期間制限が設けられています。
dodaは違います。
転職エージェントに相談ができるのに、サポートの期間制限はなし。
なので、転職初心者にとっては心強い味方になってくれるはずです。
「年収査定」というサービスもおすすめです。
年収査定はビッグデータを利用して、転職希望者の適正な年収を診断する、というものです。
転職活動に慣れていないと、自分の価値はわかりづらいものです。
dodaに登録したら、まずは年収査定で自分のスキル・経歴にふさわしい年収をチェックしてください。
doda基本情報 | |
---|---|
メタバース関連求人数 | 387件 |
求人応募方法 | 自分で応募、エージェント経由どちらも可能 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公式サイトURL | https://doda.jp/ |
メタバースと近い業界に特化した転職サービスもおすすめ
ここまで、1〜5位までの転職サービスを紹介しました。
もちろんどれも素晴らしいサービスですが、業界特化型のサービスではありません。
だから
「メタバース関連のみの仕事から探したい!」
と考えている方は
- キーワード検索
- 業界検索
などで求人を探さなくてはなりません。
こういった作業が面倒だと感じるなら、業界特化型のサービスがおすすめです。
ランキングの1~11位に入った優良サービスのなかで
- ゲーム
- IT・Web
- 映像
など、メタバースと近い領域のクリエイティブ系に特化しているサービスは、以下の3つです。
特にゲーム業界はメタバースとかなり近い業界です。
これは、メタバースの作り方がゲーム開発と非常によく似ているからです。
検索などをせず、どんどん求人を探したい方はこれらの特化型サービスも利用してください。
特化型なのでメタバース関連企業とも付き合いも深いです。
意外な掘り出し物求人が見つかることもあるかもしれません。
未経験からメタバース業界に転職したい人におすすめの勉強方法
未経験からメタバース業界に転職したい人におすすめの勉強方法を紹介します。
メタバース業界への転職成功確率を上げたいなら、以下の3つがおすすめです。
- メタバースについて学ぶ
- 転職に必要なスキルを学ぶ
- 学んだ内容をアウトプットする
それぞれ解説します。
① メタバースについて学び業界知識を深める
まず、メタバース業界についての知識を身につけましょう。
未経験から転職するとき、面接等で業界について何も知らないと思われたら致命的です。
「やる気がない」
「興味本位で応募しただけ」
こんな風に判断されますからね。
メタバースについて学ぶとき、以下の順番で学ぶと効率的です。
- 最初にメタバースの種類を学ぶ
- いろいろな種類のメタバースで遊び全体像を理解する
- 本やネットで知識を深める
- 特定のメタバースをやりこむ
学び方について、詳しくは下のリンク先で解説しています。
効率的に学びたい人はチェックしてください。
② 働きたい職種で仕事をするのに必要なスキルを学ぶ
もしメタバース業界の特定の職種に転職するのに必要な
- スキル
- 経験
がない場合、スキルを身に着ける必要があります。
もちろん、働きたい職種によって必要なスキルは違います。
たとえば
- メタバースエンジニアになりたい→Unityのスキル
- メタバースデザイナーになりたい→Blenderなど3DCGソフトの使い方
こんな感じですね。
勉強方法については、ほとんどの人は
- 独学
- スクール
このどちらかで学んでいます。
個人的には最初は独学をおすすめします。
独学の良いところはお金が節約でき、好きな時間に学べる点です。
さいわいメタバース関連のスキルに特殊なものは少なく、ネット・書籍等にたくさんの情報があります。
まずは独学で学び、少しづつスキルアップを図りましょう。
③ 学んだ内容をアウトプットする
学んだことは、必ずアウトプットしましょう。
たとえば
- SNSで情報を発信する
- メタバースで自分がデザインしたアイテムを販売する
などです。
アウトプットすることには、以下のようなメリットがあります。
- 学んだ内容が記憶に定着しやすい
- 転職時にアピールできる
- メタバース業界関係者の目に止まるかもしれない
メタバースデザイナーの場合、アイテム販売で副収入を得られることもあります。
じっさいZEPETO(ゼペット)というメタバースでは、20代の女性がファッションアイテム販売で数千万円稼いだ事例もあります[11]Markets Insider:A 28-year-old on Asia’s top metaverse platform makes six figures as a virtual fashion influencer。
このようなチャンスもメタバース業界にはあります。
学んだことはどんどんアウトプットしてください。
まとめ
ここまで
- メタバース業界とその将来性
- メタバース業界の職種と必要スキル
- 未経験におすすめの勉強方法
などを紹介してきました。
個人的には、メタバース業界の魅力は
「多様性を受け入れてくれるところ」
だと思います。
いま、さまざまな経歴・背景を持つ人たちがメタバース業界で活躍しています。
多様性を歓迎してくれるのも、新しい業界で仕事をすることのメリットです。
この記事を読んでメタバース業界に興味を持ったら、ぜひ挑戦してください。
説明したように、未来のメタバース市場は巨大です。
未来のGoogleやAppleが実は日本にいた、こんな可能性だってゼロではありません。
引用・脚注
↑1 | McKinsey & Company:https://www.mckinsey.com/business-functions/growth-marketing-and-sales/our-insights/value-creation-in-the-metaverse |
---|---|
↑2 | Goldman Sachs:Understanding the Metaverse and Web 3.0 |
↑3 | Gartner:Gartner Predicts 25% of People Will Spend At Least One Hour Per Day in the Metaverse by 2026 |
↑4 | 矢野経済研究所:メタバースの国内市場動向調査を実施(2022年) |
↑5 | Roblox:ROBLOX REPORTS THIRD QUARTER 2022 FINANCIAL RESULTS |
↑6 | Epic Games:2021年のEpic Games Storeの総括 |
↑7 | Business Insider:それでもナイキはメタバースへ突き進む…バーチャルグッズのオンラインストアを開設 |
↑8 | 朝日新聞:人の動き、アバターが連動 「メタバース」向けセンサー ソニー |
↑9 | cluster公式note:メタバースを支えるエンジニアの生態について/iOSDC2022登壇レポート |
↑10 | CodeZine:Adobe、デザインツールのFigmaを200億ドルで買収へ |
↑11 | Markets Insider:A 28-year-old on Asia’s top metaverse platform makes six figures as a virtual fashion influencer |